プレスリリース
2025年03月14日
AIフュージョンキャピタルグループの子会社ミライドアとの共同プロジェクト第一弾、「おもてなしSuite DXを活用した、VCの投資先管理作業のDX」を始動いたしました!
kintone連携可能なプラットフォーム「おもてなしSuite DX」で、投資管理業務をDX!
当社は、当社のグループ会社であるミライドア株式会社(東京都港区、代表取締役会長兼社長:澤田大輔、以下「ミライドア」)との共同プロジェクトを開始いたしました。当社の提供する、kintoneに連携可能な企業と顧客をつなぐプラットフォーム「おもてなしSuite DX」を活用した投資管理ツールによる“不”の解消を目指し、サービスの構築を開始しております。
■ミライドア株式会社について
ミライドア株式会社は、2024年12月に当社の親会社となったAIフュージョンキャピタルグループ株式会社(東証スタンダード:254A、以下「AIF」)の主要な子会社です。ベンチャーキャピタル事業として、ベンチャー企業への投資及び投資助言、投資事業組合の組成及びその管理・運営、投資事業組合の無限責任組合員として投資先の選定及び育成支援を行っております。
◆AIフュージョンキャピタルグループ✕ショーケース 共同プロジェクトについて
■どのような“不”を解消するか
2025年1月末時点で、ミライドア(子会社ミライドア Tohoku株式会社を含む)ではファンドを43本運用しており、投資企業数は323件(EXIT済企業を除く)に上ります。ベンチャーキャピタル(以下「VC」)では、ファンド管理、組合員管理、投資先管理などバックオフィスにおいて様々な管理業務が発生します。特に投資先については、モニタリングのため、多数の企業から決算書や試算表など投資先から定期的に情報を収集する必要があります。ミライドアでは、2021年からサイボウズ株式会社の提供するノーコード開発ツールkintone(キントーン)を導入し、VCのバックオフィスシステムを構築してまいりました。現在ではVCに係るほとんどすべての業務をkintoneで管理しております。
一方、当社ではkintoneに連携可能なプラットフォーム「おもてなしSuite DX」を提供しており、本ツールを使用することで、「kintoneに直接データが保存できるWebフォーム」を作成したり、外部ユーザーがアクセスできるマイページをマウス操作だけで簡単に作成したりすることができます。
この度、ミライドアとショーケースの共同プロジェクト第1弾として、ミライドアでは、ショーケースの「おもてなしSuite DX」を利用し、投資先向けマイページを作成いたしました。これにより、投資先は自身の投資情報や担当者情報などを閲覧することが可能になります。今後は、ミライドア側でkintoneに蓄積された情報を投資先に適切に公開することや投資先からの情報を効率的に取得する等の機能を拡充することで、さらなる利便性の向上を図ってまいります。
■今後の展望
当社とミライドアでは、このプロジェクトの今後の展望として、同様の“不”を抱えるVCやCVCへの販売拡大を検討しております。
スタートアップ投資を取り巻く環境としては、2024年にスタートアップが調達した資金総額(デットは除く)は7,793億円であり、資金調達を行った社数は2,869社に上り(※1)、特に2020年以降の伸びが顕著です。またファンドの設立本数は112本と2014年以来過去4番目の値となっており、二人組合の運用も活発化しています。
さらに、国内のVC・CVCが所属する一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会の会員数は、2023年度末(2024年4月末)時点で374社(うちVC会員160社、CVC会員123社、賛助会員91社)となっており、2014年度の94社から毎年増加を続けております(※2)。一方で日本におけるスタートアップへの投資金額は2020年の値で米国の1/33程度となっており(※3)、今後も拡大余地があるといえます。
※1 株式会社ユーザベース 2025/01/28「Japan Startup Finance 2024」より引用
※2 一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会 金融庁「ベンチャーキャピタルに関する有識者会議(第1回)」資料「協会の取組み等のご説明資料」より引用
※3 CB Insights 「State of Venture」より引用(当時のレートである1ドル=106.8円で換算)
以上のことから、日本におけるスタートアップ投資は今後も益々の成長が期待されます。その一方で、VCやCVCにおける「DXの遅れ」という課題も見えてきました。ミライドアのように創業当初からベンチャーキャピタル事業を行っている企業であっても、投資管理業務における作業の煩雑さゆえDXが行われていない現状を踏まえると、日本の他のVCやCVCでも同様の“不”を抱えている可能性があると考えております。
当社では子会社の株式会社Showcase Capitalにて、スタートアップと投資家(VC・CVC・事業会社)をオンラインでマッチングするプラットフォーム「SmartPitch」を2020年より提供開始しました。SmartPitchに登録されている投資家の数は240社を突破しております(2025年2月末日現在)。
さらにミライドアでは自身がファンドの組成等を通じて、投資に関心のある事業者とのつながりが複数あることが強みとしてあげられます。
当社とミライドアのネットワークと、当社サービス「おもてなしSuite DX」でのDXノウハウを活用し、日本のスタートアップ投資を行う事業者の“不”を解決してまいります。
【ミライドア株式会社 会社概要】
代表取締役会長兼社長 | 澤田 大輔 |
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所在地 | 東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル14F |
設立 | 1998年9月 |
URL | https://www.fvc.co.jp/ |
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株式会社ショーケース 経営企画部 広報担当:水野
TEL:03-5575-5102
E-mail:info@showcase-tv.com