安く気軽にレッスンを受けられるオンライン英会話。
英語学習者の間で人気となっていますね。
一方で、オンライン英会話を続けているのにいまいち英語力が上がらない、続かないといった失敗談もちらほら聞こえてきます。
今回はオンライン英会話の失敗談から学ぶ効果的にレッスンを受ける方法をご紹介します。
(ファイナンシャル・
プランニング技能士)
失敗から学ぶオンライン英会話の効果的な受け方!失敗例6選
まずは巷でよくある失敗例と、そこから学ぶオンライン英会話の効率的な受け方をご紹介します。
レッスン外でも英語を学習する時間を持とう
失敗例①|アウトプットばかりしてインプットがおろそかになっている毎日ちゃんとレッスンを受けているのに、思ったように英語が上達しない…
英語を早く上達させたくて、とにかく沢山レッスンを受けているケースです。
英語のスピーキングには慣れも必要なため、もちろんレッスンを受けること自体は無駄にはなりません。
しかしスピーキングといったアウトプットの土台となるものは、単語や文法、英語の音変化といった英語知識です。
英語知識のインプットなしでは、アウトプットを効率的に伸ばしていくことはできません。
レッスンを沢山受けているのに英語が上達しないのは、レッスンの予習や準備がしっかりできていない、あるいは復習をしていないためレッスンで学んだことが知識として定着していない可能性があります。
レッスン外でも英語を学習する時間を持ちましょう。
自分に合った講師から受講しよう
失敗例②|ネイティブ講師にこだわりすぎて実は説明が理解できていない英語を習うならやっぱりネイティブだよね!
でもあんまり話せるようになっている気がしないな・・・・・・
ネイティブの美しい流暢な発音。
憧れますよね。
自分もそういった発音になりたいと、ネイティブ講師にこだわって受講している人もいるでしょう。
英語を母国語とするネイティブ講師と英語を第二言語として学び習得した非ネイティブ講師の間で、英語能力に差があることは否定できません。
しかしその一方で、非ネイティブ講師にはネイティブ講師にはないメリットもあります。
- 講師自身も英語学習者だったため学習者の躓きやすいポイントがわかる
- 実際に英語を学んで習得したので英語学習方法を知っている
- 英語を体系的に理解しており文法などをしっかりと説明できる
上記3つのポイントにより、人によっては非ネイティブ講師のほうがレッスンが分かりやすいということもあるものです。
ネイティブ講師が良い、非ネイティブ講師が良いということではなく、自分に合った講師から受講することがもっとも大切です。
以下にオンライン英会話講師の特徴をまとめましたので、講師選びの参考にしてください。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
フィリピン人講師 | 安い 人数が多いので予約がとりやすい 英語能力そのものも高い | 日本語でコミュニケーションは取れない 発音になまりのある講師もいる |
日本人講師 | 日本語でレッスンができわかりやすい 日本人の苦手が理解しやすい 英検など日本独自の試験に強い講師が多い | 値段が高い 予約が取りづらいことがある 発音などはネイティブに劣る |
ネイティブ講師 | 綺麗な発音や正しい表現が学べる 生きた英語が学べる | 高い 予約が取りづらいことがある 日本語でコミュニケーションが取れない |
決まった曜日・時間にレッスンを受けよう
失敗例③|受講曜日・時間を決めていないためレッスンが習慣化しないオンライン英会話って自分の都合に合わせられて便利!
でも気づいたら、もう1週間もレッスンを受けていない…
通学の英会話と違い、レッスン曜日や時間が自由に決められることの多いオンライン英会話。
便利な反面、強制力がないためサボりがちです。
基本的に受講曜日・時間を決めてレッスンを受講しましょう。
英会話レッスンが習慣化しやすくなる他、レッスンに合わせた予習や復習といったスケジュールも組みやすくなります。
基本となるカリキュラムを決めよう
失敗例④色々なコースをとりすぎて英語の基礎力があがっていない発音も日常会話も頑張りたい。
4倍速で学べるカランも気になるな。
よし!全コース受講しよう!
オンライン英会話は様々なコースを自分の好きなように受講できるスクールが多いです。
そんなオンライン英会話でよくある失敗が「カリキュラムのとりすぎ」。
発音コースやライティングコース、フリースピーキングコースなど沢山のカリキュラムをとった結果、英語の基礎となる力が上がっていないケースです。
沢山カリキュラムを取りすぎたために、すべてのカリキュラムが中途半端になってしまい結局どの英語スキルも伸びていない状態とも言えます。
英語4技能が学べる総合的なカリキュラム1つを軸に、英語を学ぶ目的に応じてライティングカリキュラムを加えたり、発音コースを受講したりと、合計で2~3コースを目安に受講することをおすすめします。
目標と期間を設定しよう
失敗例⑤|2~3カ月で英語学習を諦めてしまうもう2カ月も一生懸命英語学習をしているのに、全然英語が話せるようにならない!
日本人が英語をビジネスなどで使えるレベルまで持っていくには、英語学習時間が3000時間以上必要だと言われています。
一方で英語教材などの「英語が1か月で話せるようになる!」などの大げさなキャッチコピーなどの影響もあり、短期間で英語がペラペラにならないことで英語学習を諦めてしまう人も一定数いるものです
すでにTOEIC950点の英語基礎力が十二分にある人なら、スピーキングトレーニングを大量に効率的にこなすことで1か月で「英語がペラペラになる」ということはあるかもしれません。
しかし英語初心者が2~3か月で英語がネイティブ並に話せるようになるなんて無理な話です。
まずは英語学習の目標と目標達成までの期間およびスケジュールをしっかりと設定しましょう。
定期的に英語力の伸びを確認しよう
失敗例⑥実はちゃんと英語力が伸びているのに実感できず、学習をあきらめてしまうレッスンの予習や復習、そのほかにもたくさん自習学習をしているのに英語力が伸びない…
もうやめたいな
英語力は基本的にある日突然爆上がりするものではなく、学習の積み重ねで少しずつ伸びていきます。
レッスンの予習や復習、そのほかにもたくさん自習学習をしているのに英語力が伸びていかないと感じている人の中には、英語力の伸びを実感できていないだけという人も多いものです。
自分の英語力を客観的に判断するためにも、ぜひ定期的に英語のテストを受けて英語力の伸びを確認しましょう。
自分では全然伸びていないと感じていても、実はちゃんと英語力が上昇していたということもあります。
またテストを受けた結果英語力が伸びていないなら、勉強方法が正しいのか、あるいは勉強時間は適切かなど、自分の英語学習を振り返るきっかけにもなりますよ。
オンライン英会話のよくある質問
オンライン英会話の効果的な受け方がわかったところで、ここからはオンライン英会話のよくある質問を見ていきましょう。
初心者でもオンライン英会話は意味がありますか?
はい。あります。
とはいえ英語初心者は英語基礎力がまだまだ不足している状態で、レッスンを受けてもまともに英語で会話が成り立たないはずです。
おすすめはレッスンにライティングを取り入れることです。
レッスン前に英語日記などを書き、レッスンでそれを音読したりチェックしてもらうのです。
- 新しい単語や文法、表現が学べる
- 間違いが可視化される
ライティングには上記のようなメリットがあり、基礎力の足りない英語初心者にぴったりの学習法です。
またレッスン中にチェックしてもらうことで、正しい文章を学ぶこともできます。
どのレベルの教材を選べば良いですか?
まずは自分の英語レベルをチェックしましょう。
テスト結果がCEFRレベルで判定されるCambridge Assessment English Testが特におすすめです。
オンライン英会話スクールでは、教材レベルの指標としてCEFRを取り入れているところが多いからです。
また多くのオンライン英会話スクールでは日本人サポートスタッフが配置されていますので、教材選びの相談をするのも有効です。
オンライン英会話をどのくらい続ければ英語が習得できますか?
現在の英語力によっても違いますし、「習得」の定義によってもちがってきます。
しかし一般的に日本語話者が英語で日常生活やビジネス交渉などが行えるレベルになるには、3000時間以上の学習時間が必要とされています。
この足りない2000時間を1日1時間の家庭学習で補うと仮定すると、英語習得には約5年5か月かかります。
とはいえ、これはあくまで目安です。
学習方法などによって習得時間は変化します。
予習・復習などをしっかりと行いオンライン英会話レッスンを受講することで、この習得時間を短くすることは十分に可能です。
【まとめ】オンライン英会話の効果的な受け方|失敗しない為のコツ
安く気軽に英語を学べるとあり、人気となっているオンライン英会話。
一方で、オンライン英会話を続けているのに英語力が伸びないなどの失敗談もよく聞きます。
今回ご紹介した失敗例とその解決方法を参考に、オンライン英会話を上手く使いこなし英語力をしっかりと上げていきましょう。
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