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【不正申込7割減を実現!】オンライン本人確認で申込時のセキュリティを徹底強化!
株式会社IoTコンサルティング Mさん(業務全般担当) Tさん(申込の審査、承認等の業務担当)
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「ロケットモバイル」では2023年秋より「ProTech ID Checker」を導入し、利用申込における本人確認を強化することで不正事案の防止を実現いたしました。
■本人確認サービスの導入で不審な申込が7割減!
ー現在どのような場面で本人確認サービスを利用されていますか。
Mさん:個人のお客様が格安SIMを申し込む際の本人確認書類の提出時に、オンライン本人確認サービス「ProTech ID Checker」を利用しています。以前は本人確認として運転免許証のコピーを提出してもらっていましたが、この工程をオンライン本人確認サービスに差し替えました。
ー本人確認サービス導入の背景を教えてください。
Mさん:近年、SMS(ショートメッセージ)や通話機能を悪用した詐欺が多発しています(※)。また、それらの契約者は、身分証明書を偽造したり、他人の身分証明書を使って申し込んだり、利用後に料金を支払わなかったりという事例があり、そのような人の申込を防止したいと考えていました。身分証明証の偽造は精巧であり、審査担当が気をつけても目視だけでは判断ができない事例もありました。さらに、料金未払いの場合は債権回収業務が発生するものの、回収できないケースもあり、これらの課題を解決したいと考えていました。
※SMSを悪用したフィッシング詐欺は「スミッシング」と呼ばれ、実在のサービスや企業をかたって偽のサイトに誘導し、IDやパスワードの情報を盗んだりウイルスに感染させるなどの被害が発生しています。
https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/countermeasures/phishing.html
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202403.html
ー導入後の効果を教えてください。
Mさん:不審な申込と未払いの数は確実に減りました。7~8割は改善できたと思います。
Tさん:支払いのチェックと、申込審査の承認を担当していますが、不審な申込の件数は減りました。また未払いユーザーの数も5~7割ほど減少しました。これまでは他人の身分証明書を使って申し込む人がいましたが、免許証と顔が明らかに違うので、申し込むのを諦めているのだと思います。
Mさん:ショーケースのサービスは、デフォルトのカメラ(スマートフォンに搭載しているカメラ)でリアルタイムに撮影するので、突破がしにくいと考えています。過去の統計から不正利用の傾向のある申込は、本人確認の手前で離脱しているデータも出ています。最近は申込ページにeKYCを導入したことが認知されたのか、不審な申込の数自体が減りました。
ー導入時に苦労したことはありませんでしたか。
Tさん:事務面においては、手続きは特にありませんでした。
Mさん:導入自体は簡単でした。HPには最短1週間で導入可能と記載がありましたが、実際は2日程度で終わりました。埋め込みコードの貼り付けでほぼ設置が完了したので、非常に導入が楽だったとエンジニアより好評でした。
条件設定をつけるのに少し苦労をしたのと、eKYCの画面を表示させるためのUIをプラットフォーム上で作成して、システムに当てはめるのが大変だったと言われましたが、全体的にスムーズに導入できました。
■コストと機能のバランスが最適だった
ー導入前にサービスの比較検討は行いましたか。
Mさん:ほかのサービスと比較検討しました。費用面を一番重要視していましたが、ショーケースの方が価格が安かったのが決め手となりました。
想定利用件数と、本人確認1件あたりのコストのバランス、本人確認に必要な要素の量(本人確認書類の種類や撮影枚数など)がちょうどよかったです。
ーもし本人確認サービスをおすすめするなら、どんな企業におすすめしますか。
Mさん:中小企業の利用に合うと思います。大量に利用しなくてもコストが安く済ませられるのと、コードの埋め込みだけで使えて導入が簡単なので。
身分証明書に重い要件を課してはいないが、必要最低限の機能がほしい企業にあっていると思います。Webサービスの申込などに使えると思います。
ーサービスを5点満点で表すとどうなりますか。
Mさん:5と言いたいところですが、今後のサービス改善余力をふまえて、4.5でお願いします!(笑)
Tさん:免許証が偽装でないかを精巧にチェックする機能があると嬉しいです。
Mさん:免許証のスコアリングとか、AIを使った与信採点とかがあると面白そうですね。
ーeKYCの特徴であるリアルタイムな本人確認によって、不審な申込が大きく減少したため、セキュリティを担保できることがよく伝わるインタビューでした。未払いユーザーも減少したため、債権回収のコストも削減できているとのことで、副次的な効果も見られはじめています。
今後もよりセキュアな本人確認を実現するサービスの開発をすすめてまいります。貴重なお時間をありがとうございました!!