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【売り手よし、買い手よし、世間よし】中古機材のリユースの「三方良し」に貢献するeKYCの活用方法とは?
株式会社システムファイブ 営業サポート部 狩谷 武さん
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課題
空撮用ドローンやプロ用映像機器・撮影機器の中古買取時の本人確認をオンライン化したことによる効果とは?
ーeKYC導入前に抱えていた課題を教えてください。
従来、弊社の中古品の買取業務では、お客様に買取依頼書を手書きしていただいていたり、古物営業法に基づいた本人確認書類のコピーをご用意いただいていたりと、紙ベースでの対応を行っていました。
個人のお客様の場合だとプリンターをお持ちでない方が多いため、コンビニへコピーをとりに行っていただくなど、お手間を取らせてしまうという課題がありました。
ーeKYCを導入しようと思った理由を教えてください。
まずは、お客様にお手間をかけないサービスを目指すためです。
最近はオンラインで本人確認が完結する便利なサービスが増えており、お客様からのご要望も多数いただいておりましたので、弊社でも導入を検討してきました。
セキュリティ面でもeKYC導入にメリットを感じました。
お客様からいただいた免許証などのコピーは、施錠して厳重に保管しておりましたが、物理的に存在している以上はリスクをゼロにはできません。紙ではなくデータとして保管してアクセス権限を厳しく設定できる方が、セキュリティ面でも安心です。
比較ポイントは「管理画面」「コスト」「アプリ不要」の3つ
ーeKYC導入に際して、どのような比較検討を行いましたか?
何社かのeKYCツールを比較検討しました。
「ProTech ID Checker」に決めた理由は、以下の3点です。
1つ目は、管理画面が用意されている点です。
他社のeKYCツールはAPI連携のみを提供している場合がほとんどで、実装まで時間がかかってしまうことから、いち早くサービスインするために、管理画面で確認が可能な「ProTech ID Checker」に決めました。
2つ目は、月額の固定費がリーズナブルだった点です。
本人確認の業務をアウトソースできるBPOサービスが標準装備のeKYCツールもありましたが、買取業務は24時間大量の本人認証を行う金融系などのサービスではありませんので、すべて自社担当者だけで対応が完結し、固定費を抑えられる「ProTech ID Checker」が適していました。
3つ目は、専用のアプリを使わない点です。
お客様がアプリをダウンロードすることなく、Webブラウザで動作するツールを選びました。
それでいて、アプリ内ブラウザでの動作にも対応している点も魅力的でした。
自社で公式スマホアプリを出しているのですが、「ProTech ID Chcker」ならアプリを改修することなく、アプリ内でWebビューが立ち上がりオンラインで本人確認できるのは便利ですね。
お客様と社内の手間を省き、限りある資源の有効活用に貢献するeKYC
ー導入はスムーズでしたでしょうか
はい、スムーズに導入できました。
本人確認作業を行う担当者からも、操作が分かりづらいという声はありませんでした。
プログラミング、コーディングなどに詳しくなくても管理画面上で、設定が行えるのは嬉しいですね。例えば、どの身分証明書を提出してもらうかという券種を増やす設定も、直感的に編集できました。
困った時、相談したい時は、必要に応じて技術担当の方による調査を経て、解決策を教えていただけるなどのサポートをいただいています。
また、利用企業向けの説明動画はあったのですが、お客様向けのものがないか営業担当者に確認したところ、「現状ご用意がないので、撮影して送ります」という回答がありました。
いまも、その動画をお客様に案内させてもらっているので、すごくありがたかったです。
ーeKYCを導入した効果は、いかがですか?
時期的なものもあるかと思いますが、導入してから買取件数は増えてきています。
間接的にeKYCの効果が出てきていると思います。
社内の手間も、すごく減りました。
eKYCでデータ化されるため、買取申込時に梱包用の段ボールへ買取申込書を同封したり、入荷時に回収してデータベースへ入力し直したりする作業がなくなりました。店頭での買取時も、お客様にURLをお伝えするだけになったので、コピーを印刷する作業などを省略でき、業務が大幅に効率化されました。
実際に、買取部門の担当者からは、「ここ数年で導入したツールの中で一番楽になった」との声が寄せられています。お客様の手間を減らし、社内の手間も減らし、凄く良い効果が出ているのではないかと考えています。
管理画面上では本人確認書類の厚みを確認できるため、従来までの書類のコピー1枚を頼りに本人確認するよりも断然安心感・信頼感が違いますね。
また、弊社ではSDGsへの貢献を目指し、限りある資源を有効に使うためペーパーレスを推進しています。そうした社会的な面でも、eKYCは寄与していると感じています。
ー今後の貴社の目標を教えてください。
弊社では中古機材のリユースという事業を通じて、SDGsへの貢献や環境課題の解決を目指しています。
eKYCにより、お客様の利便性が向上し、弊社の業務も効率化すると、買取件数が増える。中古市場の活性化、リユース文化の浸透に繋がり、それがお客様と弊社の利益にもなる。
そういった流れをつくっていくためには、「カンタンにできる」、「安心して使える」、というeKYCツールの利用が広まっていくことが重要だと私は思います。
ー貴重なお時間をありがとうございました!!「ProTech ID Checker」が、企業と顧客の不のみならず、社会の環境面の不の解消にもつながっているとは、嬉しい驚きでした!今後もより多くのステークホルダーが「おもてなし」を感じていただけるサービスの提供を目指して参ります。