この記事では、AQUOS R8の実機を使用してわかったメリットやデメリットを徹底レビューしました。
結論から言うと、使った感想から、AQUOS R8は次のような人におすすめです。
- コスパよくハイエンドAQUOSが欲しい人
- 持ちやすいサイズの中で大きな画面がいい人
- カメラに詳しくなくても写真撮影が多い人
AQUOS R8はAQUOS R8 proの性能を抑えたモデルですが、最新チップ搭載で高い処理能力があります。
重いゲームもバッチリ動くので、ハイエンドモデルの中でもコスパが高い機種といえるでしょう。
また、サイズ感も持ちやすく、カメラ性能も抑えられているとはいえ十分高性能なカメラです。
一方で、次のような人にはAQUOS R8はあまりおすすめできません。
- 価格重視の人
- 最高峰のスペック・カメラが欲しい人
- スマホで写真を撮らない人
スペックやカメラ性能を抑えているため、最高峰スペックを求める人には不向きです。
また、価格重視の人にはもっと安いスマホがあるため、やはりAQUOS R8は不向きです。
AQUOS R8は、全体的にバランスよく高水準なスマホが安く購入できるのが魅力です。
スペック重視ならAQUOS R8 pro、安さ重視ならAQUOS sense8やAQUOS wish3を検討した方がいいかもしれません。
AQUOS R8の購入を検討している方は、本記事の解説を参考に購入を決めてください!
この記事では、シャープ株式会社から貸与された端末を使用しています。
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AQUOS R8を使ってわかったメリット3つ
まず、実際にAQUOS R8を使って感じたメリットをお伝えします。
重いゲームも快適
AQUOS R8はSnapdragon 8 Gen2搭載で、ゲームもさくさく快適にプレイできました。
重いと有名な原神も、インストール後の初期設定なら全く問題なく快適に動きます。
画質をあげすぎるとエフェクトが多い場面がキツくなるのは、他のハイエンドモデルと大差ないでしょう。
3Dゲームを中心に楽しみたい人でも、AQUOS R8なら安心して購入できるでしょう。
ディスプレイが明るくいやすい
AQUOS R8は、使っている中で常に明るく見やすいと感じました。
実機を利用したのは2月ですが、屋外でも画面が見えないということもありません。
また、ディスプレイはサラサラと滑らかなので、タッチ操作に引っかかりがないのも使いやすく感じました。
なんとなく撮影しても基本的にキレイ
AQUOS R8のカメラは、起動してそのまま撮影するだけでキレイに撮れました。
撮影した写真は、目で見た色合いにかなり近く撮れます。
また、マニュアルで設定を変えての撮影も直感的に調整できたので、カメラにこだわる人も楽しめるでしょう。
AQUOS R8を使ってわかったデメリット4つ
続いて、AQUOS R8を実際に使って感じたデメリットもお伝えします。
長時間の負荷で少し熱くなる
AQUOS R8はスペック的には負荷の高いアプリも快適に動きます。
しかし、重いゲームや動画視聴を連続して使っていると、少し熱くなりました。
iPhoneからの買い替えだと、発熱が気になってしまうかもしれません。
カメラの起動とモード切り替えが遅い
AQUOS R8は全体的にカメラ性能が高く撮影した写真や動画はキレイです。
しかし、カメラの起動や撮影モードの切り替えが少しもっさりしています。
エントリーモデルからの買い替えなら気にならないでしょうが、ハイエンドスマホの買い替えではちょっと気になるレベルで遅いです。
スピーカーの音量を上げると振動する
動画や音楽の視聴をスピーカーで行うと、音量60%くらいで背面パネルが振動し始めます。
他のスマホでも多少なりと振動しますが、AQUOS R8は結構振動が強めです。
スピーカーでの視聴が多い人は気をつけた方がいいでしょう。
窓越しの撮影が難しい
AQUOS R8はカメラ性能が優秀な機種です。
しかし、窓越しでの撮影を試したところ、オートフォーカスが窓に吸われ、撮りたい被写体になかなか合いませんでした。
窓越しの撮影機会はあまりないかもしれませんが、これも1つのデメリットでしょう。
AQUOS R8の発売日・価格
画像引用元:AQUOS R8 SH-52D
続いて、AQUOS R8の発売日と価格をみていきましょう。
- 発売日:2023年8月10日
- 販売:
ドコモ
IIJmio
mineo
SIMフリー
AQUOS R8は、キャリアではドコモが取り扱っています。
格安SIMではIIJmioとmineoが販売し、さらにSIMフリーモデルも展開されています。
項目 | 価格 | 割引適用時※ | 詳細 |
---|---|---|---|
ドコモ | 146,850円 | 70,730円 | 公式サイトを見る |
IIJmio | 144,800円 | 128,000円 | 公式サイトを見る |
mineo | 129,624円 | 114,224円 | 公式サイトを見る |
SIMフリー | 137,940円 | - | 公式サイトを見る |
※ ドコモはオンラインおトク割といつでもカエドキプログラム適用、IIJmioは乗り換え、mineoは乗り換えかつ一括払いの場合
AQUOS R8は割引やキャンペーン利用で70,730円から購入できます。通常価格も約14万円と、ハイエンドモデルの中では控えめな価格設定です。
差し当たり、2年返却OKならドコモオンラインショップ、ずっと使うならシャープ公式から購入するのがお得でしょう。
AQUOS R8の外観をレビュー
今回購入したのはAQUOS R8で、カラーはクリームです。
かなり白に近いクリーム色なので、白いスマホが欲しい人でも違和感なく持てるでしょう。
同梱物はデータ引き継ぎアダプタのみ
AQUOS R8の同梱物は、以前のスマホからデータ引き継ぎに使う「クイックスイッチアダプター」のみです。
ACアダプタやUSB Type-Cケーブルは別売りなので、まだ対応する充電器を持っていない人は注意してください。
- ACアダプタ
- USB Type-Cの充電ケーブル
- micro SDカード(必要なら)
AQUOS R8のディスプレイ面
AQUOS R8のディスプレイは、従来モデルより少し小さい6.39インチです。
個人的には、大きすぎないちょうどいいサイズに感じました。
上部には水滴型のノッチでインカメラが搭載されていますが、YouTubeなどの動画視聴で邪魔になることはありませんでした。
ただ、一部のゲームではノッチで映像が途切れるので注意が必要です。
AQUOS R8の背面
AQUOS R8の背面はマットな質感でサラサラの手触りです。
写真ではわかりませんが、角度を変えると細かなラメがキラキラします。
指紋が全然目立たないので、ケースなし派の人も汚れを気にせず使えるでしょう。
カメラは上部中央にメインカメラがあり、少し突起しています。
AQUOS R8の側面
AQUOS R8は、左側面にはボタンや端子類は一切ありません。
右側面には音量ボタンと指紋認証一体型の電源ボタンが設置されています。
電源ボタンは右手なら親指、左手なら中指の位置にあるので、使い勝手のいい配置といえるでしょう。
AQUOS R8の上部と下部
AQUOS R8の上部にはイヤホンジャックとSIMトレイが搭載されています。
イヤホンジャックがあるので、高音質なイヤホンで音楽を楽しみたい人は活用しましょう。
なお、micro SDはSIMトレイを開けると挿入口があります。少し分かりにくい配置ですね。
下部にはUSB Type-C端子とスピーカーの穴があります。
AQUOS R8のサイズ感をレビュー
AQUOS R8は6.39インチとAQUOS R8 proより少し小さいサイズです。
最近のモデルの中では、片手でも十分持ちやすいモデルでしょう。
また、重さは179gとサイズ感の割に軽くなっています。
AQUOS R8のサイズ
項目 | AQUOS R8 |
---|---|
本体サイズ | 高さ:159 mm 幅:74 mm 厚さ:8.7 mm |
重さ | 179g |
AQUOS R8の持ちやすさは?
AQUOS R8を持った最初の印象は、「サイズ感はいいけど滑る」です。
私は冬場に手がかなり乾燥することもあり、マットな背面だと全然引っかかりがありません。
上の写真のように持つと、ツルッと滑って落としそうになります。
片手でも上部まで指が届くサイズ感は使いやすかったのですが、乾燥肌の人は絶対ケースを付けて使いましょう。
AQUOS R8のカメラをレビュー
- 標準カメラ:5,030万画素
- 広角カメラ:1,300万画素
- ズーム:0.7倍〜8倍
- AQUOS R8 proと同じAIエンジン搭載
AQUOS R8にはライカ監修のカメラが搭載されています。
Proモデル同様のAIエンジンでシーンを自動判別してくれるので、サクッとキレイな写真が撮れるでしょう。
また、センサーサイズが1/1.55と大きいので、光量の少ない場所でもキレイな写真になりやすい特徴があります。
AQUOS R8のカメラで実際に撮影
AQUOS R8では0.7倍〜8倍までズームして撮影できます。
今回は著者のサイクリングコースの公園から鉄塔を撮影してみました。
0.7倍は広角レンズに切り替わることもあり、ちょっと画質が落ちます。
また、2倍まではキレイなままズームできますが、4倍以上はノイズが目立ち、8倍でかなり荒くなってしまいました。
AQUOS R8のカメラは、望遠での利用はあまり向いていないでしょう。
AQUOS R8のポートレートで撮影
写真撮影時にポートレートを選ぶことで、背景をぼかした写真が撮影できます。
ぼかしの強さを10段階で調整できるので、好みに合わせて撮影しましょう。
ぼかし強度:5での撮影で、十分に背景をぼかしたポートレートが撮影できるでしょう。
ただ、ポートレートを利用すると目で見た風景より少し白くなってしまいました。
人物の肌をキレイに見えるようにAIが自動調整しているので、オブジェクトのポートレート撮影は設定を変更した方がいいかもしれません。
また、複雑な被写体の場合、ぼかし強度を上げると画像が破綻する可能性があります。
ぼかし強度はリアルタイムで変更できるので、ぼかし具合を調整しながら撮影するといいでしょう。
AQUOS R8で夜間撮影
AQUOS R8は大きなイメージセンサーで、夜間撮影は難しい設定なくキレイに撮れます。
調整すればもっとキレイに撮れるでしょうが、なんとなく撮影してもキレイです。
夜の撮影が多い人は、AQUOS R8のカメラ性能に満足できるのではないでしょうか。
AQUOS R8のスペックをレビュー
- CPU:Snapdragon 8 Gen 2
- メモリ:8GB
- ストレージ:256GB
AQUOS R8のスペック
AQUOS R8 | |
---|---|
サイズ | 高さ:159 mm 幅:74 mm 厚さ:8.7 mm |
ディスプレイ | 約6.39インチ |
重さ | 179g |
アウトカメラ | 約5,030万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
バッテリー容量 | 4,570mAh |
OS | Android 13 |
SoC | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform |
防水/防塵 | 防水(IPX5/IPX8) 防塵(IP6X) |
生体認証 | 顔認証・指紋認証 |
カラー | ブルー・クリーム |
AQUOS R8の評価 | |
---|---|
カメラ性能 | 4.5 |
処理性能 | 4.5 |
画面性能 | 4.5 |
バッテリー性能 | 4.0 |
コストパフォーマンス | 3.5 |
AQUOS R8 proより少し抑えた性能
AQUOS R8にはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しています。
2024年2月時点で最高のチップを搭載していますが、RAM 8GBに抑えられています。
ゲームも快適に動きますが、RAM消費の多いアプリの多重起動は避けた方がいいでしょう。
AQUOS R8のベンチマークを測定
ベンチマークアプリでAQUOS R8を測定しました。
上位モデルのAQUOS R8 proや他のハイエンドモデルと比較するとRAM容量は少ない機種です。
しかし、アプリを多重起動しなければ、上位モデルと比べても遜色のない処理能力があります。
多くの人は、AQUOS R8のスペックで困ることはないでしょう。
実際に使えるストレージは228GB
AQUOS R8の内蔵ストレージは256GBです。
Android OSなどシステムが最初から使っている容量は28GBで、ユーザーが使えるのは228GBとなります。
十分大容量ですが、動画撮影やゲームのインストールが多いと少し心許ない容量です。
micro SDは最大1TBまで対応しているので、必要な人は一緒にmicro SDも購入しましょう。
AQUOS R8のディスプレイをレビュー
- 6.39インチのフルHD+ディスプレイ
- Pro IGZO有機ELディスプレイ
- 最大240Hzのリフレッシュレート
AQUOS R8のディスプレイは、6.39インチの有機ELディスプレイを搭載しています。
AQUOS R8のディスプレイ
項目 | AQUOS R8 |
---|---|
サイズ | 6.39インチ |
リフレッシュレート | 実質240Hz |
解像度 | フルHD+ 1,080 × 2,340 |
種類 | Pro IGZO OLED |
独自の黒い画面を挟む高駆動技術で、実質240Hzのリフレッシュレートを実現。
動きの激しい動画やゲームがキレイに表示されるのはもちろん、SNSで素早くスクロールしても文字を追えます。
見やすいディスプレイ
AQUOS R8のディスプレイは、明るい屋外でも明るく見やすいディスプレイです。
上の画像のように他端末のカメラで撮ると少し暗く感じますが、目視では全く問題ない明るさです。
また、就寝前の薄暗い部屋では、リラックスビューで眩しくないちょうどいい明るさに調整してくれます。
ブルーライト軽減もあるので、どの時間帯でも目に優しいディスプレイとなっています。
AQUOS R8のバッテリー性能をレビュー
画像引用元:AQUOS R8の特長|AQUOS:シャープ
AQUOS R8のバッテリー性能は以下の通りです。
AQUOS R8のバッテリー
項目 | AQUOS R8 |
---|---|
バッテリー容量 | 4,570mAh |
バッテリー機能 | アイドリングストップ機能 |
バッテリー容量はハイエンドモデルとしては若干少なめです。
しかし、アイドリングストップ機能で1日余裕で使えます。
YouTubeでバッテリー性能検証
- 動画のバッテリー持ちはやや悪い
- YouTbe 2時間視聴の消費量は17%
今回は下記の条件でバッテリー消費をチェックしました。
- YouTubeアプリで2時間再生
- 画質は1,080pに固定して再生
- 明るさMAX
- 音量50%でスピーカー使用
以上の条件で、電池残量が何%減ったかをチェックしました。
YouTube2時間視聴後のバッテリーは83%だったので、消費量は17%です。
同じ条件で実機レビューした他モデルと比較すると以下の通りです。
- AQUOS R8:17%消費
- Xperia 1 V:18%消費
- Xperia 10 V:7%消費
- iPhone 15 pro:9%消費
- iPhone 14 Pro:19%消費
他のスマホと比較すると、YouTube視聴でのバッテリー消費はやや多めです。
バッテリー持ちは使用条件で変わるので、今回の検証を参考に設定を調整してください。
AQUOS R7からは何が進化した?
画像引用元:AQUOS R8の特長|AQUOS:シャープ
最後に、AQUOS R8と前モデルのAQUOS R7を比較して、何が進化しているかみていきましょう。
AQUOS R7の後継機はAQUOS R8 proで、AQUOS R8は若干機能を落とした廉価版です。
単純な比較はできませんが、この3つのポイントは押さえておきましょう。
CPUがSnapdragon 8 Gen 2に強化
AQUOS R8は最新のSnapdragon 8 Gen 2に強化されています。
従来モデルより処理能力が速くなり、さらに発熱量が減りました。
AQUOS R7は熱くなりすぎて挙動が不安定になる場合も。
AQUOS R8も長時間ゲームプレイすると熱を持ちますが、熱暴走するほど熱くなることはありません。
小型・軽量化
AQUOS R8はAQUOS R7より小さく・軽くなりました。
6.6インチのAQUOS R7は人によって大きすぎると感じるサイズです。
一方で、AQUOS R8は多くの人が片手で使えるサイズ感になっています。
大きすぎるスマホが苦手な人なら、AQUOS R8がぴったりなサイズに感じるでしょう。
カメラ画素数強化もセンサーは小さい
AQUOS R8はAQUOS R7と同じライカ監修の大型センサーカメラを搭載しています。
カメラの画素数だけを見れば、AQUOS R8の方が画質が高くなっています。
しかし、センサーサイズが1/1インチから1/1.55インチに小さくなってしまいました。
夜間や薄暗い部屋の中での撮影は、少し性能が落ちています。
今AQUOS R7を使っているならAQUOS R8 proに機種変更した方がいいでしょう。
AQUOS R8はライカ監修のカメラを搭載したハイエンドモデル
画像引用元:AQUOS R8 SH-52D
今回は、AQUOS R8を実際に使ったメリット・デメリットを徹底レビューしました。
2023年8月10日に発売されたAQUOS R8は、最高峰モデルのAQUOS R8 proの性能を少し抑えたハイエンドモデルです。
購入しやすい価格になった反面、実際どの程度なのか気になる人も多いのではないでしょうか。
AQUOS R8のメリット・デメリット
AQUOS R8の発売日・価格・総評
- 2023年8月10日発売
- 割引やキャンペーン利用で70,730円〜
- Snapdragon 8 Gen2搭載の高性能モデル
- 6.39インチのディイスプレイは見やすい
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