この記事では、ドコモの機種代金が実質約半額になる「いつでもカエドキプログラム」の詳細についてご紹介します。
「いつでもカエドキプログラム」はどういった内容なのか、そしてどんな人がお得になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
「いつでもカエドキプログラム」の基本的な内容やメリット・デメリットなど、わかりやすく解説していきますので、これから機種変更を検討している人はぜひ参考にしてください。
最新のiPhone15や最新のおすすめスマホが格安で購入できるプログラムなので、ぜひこの機会に利用してみてください。
- 従来のスマホおかえしプログラムより月々の支払い額が安くなる
- 早期利用特典で1年サイクルの機種変更がしやすくなる
- 最新iPhoneも最新Androidも格安で購入できる
- スマホの利用状況により機種変更のタイミングを決められる
- 毎月の支払い額が従来の「スマホおかえしプログラム(36回分割)」よりも安い
- 24回目の支払いよりも早くスマホを返却すれば「早期利用特典」で更に安くなる
- スマホを返却しないという選択も可能
- 残価の支払い免除には査定基準をクリアする必要がある
- 査定基準をクリアできない場合は22,000円の支払いが別途必要
- 廉価版モデル・激安スマホは対象外
以下の適用条件を満たせば加入が可能です。
- dポイントクラブ、またはドコモビジネスメンバーズ会員(法人)の方
- 対象スマホを残価設定型24回払いで購入
- 会員を継続し、対象機種を返却
ドコモユーザーの方もこれから契約する方もdポイントクラブに加入することになります。
詳しい内容や注意点は記事中で解説しています。
トップ画像引用元:いつでもカエドキプログラム | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ
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ドコモ「いつでもカエドキプログラム」とは
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
「いつでもカエドキプログラム」は残価設定型の24回分割払いで、ドコモが対象としたスマホを購入できるサービスです。
この「いつでもカエドキプログラム」を利用して購入したスマホをドコモへ返却することで、返却タイミングに応じた機種代金割引が受けられます。
月々の支払いを抑えられるほか、ドコモ回線の契約がなくても利用できるため、誰でも最新シリーズのスマホを購入しやすくなります。
残価設定型とは
残価設定型の分割払いでは、ドコモが機種ごとに決めている「残価」を機種代金から差し引いて、残りの機種代金を分割払いにします。
「いつでもカエドキプログラム」の場合、販売価格から残価を差し引いた金額を23回の分割で支払い、24回目に残価を支払います。
iPhone13 128GBを例にすると、いつでもカエドキプログラムを利用する場合の23回目までと24回目の支払額は次の通りです。
- 通常価格(一括払い):138,380円
- 1〜23回目:3,032円(合計69,740円)
- 残価(24回目):68,640円
24回目の支払い前に端末をドコモに返却することで、24回目の支払いが免除され、実質的な支払いが約半額になるという仕組みです。
「いつでもカエドキプログラム」は、端末の返却を前提に残価を設定することで、月々の支払い額を抑えられるというメリットがあります。
ただ端末を返却する際に、故障や破損等がある場合は、残価の支払いや修理費用がかかります。
ドコモでは返却の査定基準をクリアできない場合、22,000円の支払いが必要です。
ちなみにドコモのケータイ補償サービスに加入している場合は2,200円となるため、故障などが不安な方は加入をおすすめします。
「いつでもカエドキプログラム」を利用される場合、同時にスマホの落下防止アイテムや保護ケースの使用を検討しておきましょう。
いつでもカエドキプログラムの適用条件
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | NTTドコモ
いつでもカエドキプログラムは、次の条件を満たすことでし利用できます。
- dポイントクラブ、またはドコモビジネスメンバーズ会員(法人)の方
- 対象スマホを残価設定型24回払いで購入
- 会員を継続し、対象機種を返却
ドコモユーザーの方もこれから契約する方も、基本的にdポイントクラブは加入することになります。
そのため、スマホ購入時に「いつでもカエドキプログラム」対象の24回払いを選べば、特に難しいこともなく加入できると考えてOKです。
ただし、残価設定型24回の分割払いは割賦販売契約、または個別信用購入あっせん契約の審査が必要となります。
審査に通らなかった場合は「いつでもカエドキプログラム」の利用ができませんので注意しておきましょう。
また、ドコモオンラインショップで申し込んだ場合は、購入したスマホの返却は郵送のみとなり、ドコモショップへ持っていっても返却できないことも覚えておきましょう。
いつでもカエドキプログラムの内容
「いつでもカエドキプログラム」を利用して購入したスマホは、返却するタイミングによって支払い総額が変わります。
- スマホを1~22ヶ月目に返却
- スマホを23ヶ月目に返却
- スマホを24~46ヶ月目に返却
上記3つのパターンに分けられますので、それぞれどのような支払い額となるのか具体的に見ていきましょう。
1. 1~22ヶ月目にスマホを返却した場合
24回目の残価支払いが不要で、返却したタイミングが早いほど割引となる「早期利用特典」が受けられます。
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | NTTドコモ
「早期利用特典」は23回目までの分割支払金が割引となる特典で、割引額は購入した機種によって異なります。
23回目までの分割支払金はそのまま分割払いを継続できますが、ドコモショップでの一括払いも可能です。
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | NTTドコモ
早く返却すれば総支払額が抑えられますが、一括払いをしなかった場合は返却後もで23回目までの分割支払金は残るので注意しましょう。
2. 23ヶ月目にプログラム利用した場合
23ヶ月目にプログラム利用した場合も、1~22ヶ月目にスマホを返却した場合と同様に、24回目の残価支払いが不要です。
ただし「早期利用特典」が適用されないので、総支払額は1~22ヶ月目にスマホを返却した場合よりも多くなります。
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ
2年ごとに機種変更をしたい方は23ヶ月目の支払い時にスマホを返却するのがおすすめです。
3. 24~46ヶ月目にプログラム利用した場合
画像引用元:いつでもカエドキプログラム | NTTドコモ
23ヶ月目にスマホを返却しなかった場合は、残価が自動で24分割され、再分割支払金となります。
総支払額はこれまでのパターンに比べて最も高くなりますが、長期間同じスマホを使いたい方も、24回目に高額請求が来ることはないので安心してください。
これから2年後にどのようなスマホが登場するかはまだ不明です。
そのときの状況を見てから端末返却&機種変更するか判断するといいでしょう。
いつでもカエドキプログラムの申し込み方法
「いつでもカエドキプログラム」の申し込みは、対象の24回払いを選ぶだけでOKです。
ドコモオンラインショップでも、対象の24回払いはわかりやすく記載されているので、初申し込みの方も間違えることはまずありません。
- ドコモオンラインショップで欲しいスマホを選ぶ
- カラーや容量を選ぶ
- 「いつでもカエドキプログラム」のロゴ付きの「24回払い」を選ぶ
- 画面に従って購入手続きを進める
-
STEP.ドコモオンラインショップで欲しいスマホを選ぶ
-
STEP.カラーや容量を選ぶ
-
STEP.「いつでもカエドキプログラム」のロゴ付きの「分割払い」を選ぶ
-
STEP.「カートに入れる」から画面に従って購入手続きを進める
-
終了
いつでもカエドキプログラムの対象機種
画像引用元:iPhone 13 | NTTドコモ
2022年8月31日時点において「いつでもカエドキプログラム」が利用できるスマホは以下の通りです。
iPhone | 容量 | 残価額 | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|---|
iPhone SE(第3世代) | 64GB | 35,640円 | 400円 |
128GB | 39,600円 | 400円 | |
256GB | 51,480円 | 500円 | |
iPhone 13 Pro Max | 128GB | 95,040円 | 1,200円 |
256GB | 104,280円 | 1,300円 | |
512GB | 118,800円 | 1,500円 | |
1TB | 133,320円 | 1,700円 | |
iPhone 13 Pro | 128GB | 83,160円 | 1,100円 |
256GB | 93,720円 | 1,200円 | |
512GB | 112,200円 | 1,400円 | |
1TB | 128,040円 | 1,700円 | |
iPhone 13 | 128GB | 68,640円 | 700円 |
256GB | 75,240円 | 800円 | |
512GB | 96,360円 | 1,200円 | |
iPhone 13 mini | 128GB | 58,080円 | 600円 |
256GB | 68,640円 | 600円 | |
512GB | 87,120円 | 800円 | |
iPhone 12 | 64GB | 46,200円 | 400円 |
128GB | 51,480円 | 400円 | |
256GB | 58,080円 | 500円 | |
iPhone 12 mini | 64GB | 38,280円 | 300円 |
128GB | 44,880円 | 400円 | |
256GB | 52,800円 | 400円 |
Android | 残価額 | 早期利用特典(/月) |
---|---|---|
AQUOS sense6 SH-54B | 17,160円 | 300円 |
Xperia 5 III SO-53B | 44,880円 | 500円 |
Galaxy Z Flip3 5G SC-54B | 60,720円 | 800円 |
Galaxy Z Fold3 5G SC-55B | 95,040円 | 1,200円 |
Galaxy S22 SC-51C | 54,120円 | 600円 |
Galaxy S22 Ultra SC-52C | 77,880円 | 1,100円 |
Galaxy A53 5G SC-53C | 25,080円 | 300円 |
Xperia 1 IV SO-51C | 80,520円 | 1,100円 |
Xperia 10 IV SO-52C | 22,440円 | 300円 |
Xperia Ace III SO-53C | 7,920円 | 200円 |
AQUOS R7 SH-52C | 83,160円 | 1,100円 |
基本的に2021年9月24日(金)に発売されたiPhone 13シリーズ以降に発売された端末は、いつでもカエドキプログラムの対象です。
ただし、2万円台の激安モデルなど、一部の端末は対象外となっています。
いつでもカエドキプログラムのメリット
「いつでもカエドキプログラム」を利用するメリットは以下の3つです。
- 毎月の支払い額が従来の「スマホおかえしプログラム(36回分割)」よりも安い
- 24回目の支払いよりも早くスマホを返却すれば「早期利用特典」で更に安くなる
- スマホを返却しないという選択も可能
いつでもカエドキプログラムが登場するまで、ドコモは「スマホおかえしプログラム」を提供していました。
しかし、スマホおかえしプログラムは36回の分割払い契約で、端末返却を条件に最後の12ヶ月分の機種代金が免除されるプログラムです。
そのため、実質2/3の機種代金を支払うことになり、auやソフトバンクの購入プログラムより弱い施策でした。
しかし、いつでもカエドキプログラムに切り替わった今なら、実質約半額まで安くなり、他キャリアにも引けを取りません。
さらに早期利用特典もあるので、2年未満で新しい機種が欲しくなった時でもお得に買い替えできます。
最近では毎年新作のスマホが登場するので、1年ごとに最新機種を購入したい方なら、他キャリアよりお得に利用できるでしょう。
「いつでもカエドキプログラム」を利用すれば、購入したスマホの使用状況に合わせて機種変更のタイミングを検討できます。
いつでもカエドキプログラムのデメリット/注意点
一方で、「いつでもカエドキプログラム」を利用するデメリットは以下の3つです。
- 残価の支払い免除には査定基準をクリアする必要がある
- 査定基準をクリアできない場合は22,000円の支払いが別途必要
- 廉価版モデル・激安スマホは対象外
いつでもカエドキプログラムは、残価設定型の分割払いを利用した割引施策のため、購入時に分割払いの審査をクリアする必要があります。
スマホの分割払い審査は10万円以上の端末になると少々厳しめになるのですが、最近は半導体不足と円安の影響で、スマホ価格が高騰しています。
その結果、分割払いにしたくても審査が通らないという方が、以前より多くなっているようです。
購入したスマホが故障や水濡れなど、返却時の審査基準を満たさない場合、追加で22,000円の支払い・または修理費が発生することにも注意が必要です。
また、最近増えてきた2〜3万円台の廉価版スマホ・激安スマホは、基本的に「いつでもカエドキプログラム」の対象ではないことにも注意してください。
「スマホおかえしプログラム」との違い
画像引用元:スマホおかえしプログラム | NTTドコモ
「スマホおかえしプログラム」は、「いつでもカエドキプログラム」の前身となる購入プログラムです。
対象のスマホを36回分割払いで購入し、24ヶ月目に返却することで、最大12回分の分割支払い金が免除されます。
つまり、最大で機種代金が2/3になる割引ということです。
「いつでもカエドキプログラム」との違いは、プログラムの対象となるスマホです。
iPhone 13シリーズ以降の端末は「いつでもカエドキプログラム」が対象で、「スマホおかえしプログラム」は利用できません。
反対に、iPhone 13シリーズ以前にドコモが販売開始したスマホは「スマホおかえしプログラム」のみ対象となっています。
とはいえ、「スマホおかえしプログラム」対象モデルは販売終了モデルが増えてきたため、これからドコモで購入する方は「いつでもカエドキプログラム」だけ押さえておけば問題ないでしょう。
いつでもカエドキプログラムの1番お得な使い方
以下、他社からの乗り換えかつ「いつでもカエドキプログラム」でiPhone 13Pro 128GBを購入した場合の検証結果です。
iPhone 13 Pro 128GB | |
---|---|
支払い総額 | 172,810円 |
5G WELCOME割 | 20,000pt |
分割支払金 (1~23回/月) | 3,897円 |
分割支払金 (24回目) | 83,160円 |
再分割支払金 ※ 24回目〜47回目 (1~24回/月) | 3,465円 |
いつでもカエドキプログラム利用時の総負担額 | |
---|---|
12ヶ月目に返却した場合 | 77,531円 |
23ヶ月目に返却した場合 | 89,631円 |
35ヶ月目に返却した場合 | 131211円 |
返却しなかった場合 | 172,810円 |
総負担金を考えると、早期利用特典が適用される12ヶ月目に返却した場合が最も安くなります。
また、iPhone 13 Proは5G WELCOME割がポイント還元になったため、実質的には上記の総額から2万円引いて考えていいかもしれません。
ただ12ヶ月で端末を返却しても23回目までの支払いは継続されるため、支払いがダブっている間は請求が高くなりがちです。
「いつでもカエドキプログラム」の登場でドコモの最新スマホを機種変更しやすくなったとはいえ、お得に使うのであれば2年ごとの機種変更がおすすめです。
いつでもカエドキプログラムはドコモのスマホが実質約半額になる!
この記事ではドコモのいつでもカエドキプログラムについて紹介してきました。
- 従来のスマホおかえしプログラムより月々の支払い額が安くなる
- 早期利用特典で1年サイクルの機種変更がしやすくなる
- 最新iPhoneも最新Androidも格安で購入できる
- スマホの利用状況により機種変更のタイミングを決められる
これまでの内容から、「いつでもカエドキプログラム」は、「スマホおかえしプログラム」をより柔軟な選択ができるよう改良したサービスと言えます。
新しいiPhone15シリーズに変えたいけど残債が残っていて買えない!という方にとっては、とても心強い味方となってくれそうです。
ただ注意する点として、このサービスは購入したスマホを23ヶ月後に返却するのが前提となっています。
「いつでもカエドキプログラム」を利用する際はスマホを故障させないよう細心の注意を払いましょう。
この記事では、ドコモの機種変更と乗り換えで使えるキャンペーンを詳しく解説します。 ドコモは店頭でもスマホを購入できますが、ドコモオ...