スマホおかえしプログラム
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※本記事は2023年11月20日に作成された記事です。最新情報は公式ページをご確認ください。

ドコモ「スマホおかえしプログラム」とは?返却方法・タイミングなど解説

この記事では、ドコモのスマホおかえしプログラムの内容と、返却方法や返却タイミングについて解説します。

スマホおかえしプログラムは、2021年8月以前の機種に適用される購入プログラムです。

機種代金の負担が少なくなるメリットがあり、そろそろ返却タイミングを迎える方が多い割引でもあります。

これからドコモで機種変更する方や最新iPhone15に乗り換えたい方は、この記事を参考にスマホおかえしプログラムを活用し、今使っている機種の実質負担を安くしましょう!

ドコモのスマホおかえしプログラムのポイント
  • 36回分割払いで契約
  • 24ヶ月目までに返却すると最大12回分の機種代金が免除
  • 25ヶ月目以降に返却する場合は毎月免除額が減っていく
  • 必ず返却しなくてはいけないわけではない
  • プログラムの申し込みはオンラインショップでも可能
  • 2023年3月時点でiPhone 12のみ下取りプログラムの方がお得
  • その他の機種はスマホおかえしプログラムでの返却がお得
スマホおかえしプログラムの内容

スマホおかえしプログラムの内容詳細は以下です。

ドコモで2年ごとにスマホを買い換える方にとっては非常にお得なプログラムです。

詳細を表示する
項目内容
特典適用条件対象の携帯電話を36回払いで購入且つ
スマホを返却 ※返却時に審査あり
加入時期対象機種の購入時のみ
加入名義個人・法人名義
加入窓口店舗・オンラインショップ
月額料金不要
特典36回の分割払いで購入した対象機種を返却で
翌々月請求分以降の分割支払金が不要
(最大12回分)
端末返却の際の注意点

端末を返却する際にはいくつかの注意点があります。

確認してから利用するようにしましょう。

  • ドコモ回線解約後も利用条件を満たせば端末返却OK
  • 修理やケータイ補償で入手したスマホは一部対象外
  • 端末の返却時にアクセサリー類を外す
  • 端末返却はdポイントクラブ会員が条件

トップ画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ

※最新情報はドコモ公式サイトをご確認ください。
目次

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ドコモ「スマホおかえしプログラム」とは

NTTドコモのロゴ

画像引用元:コーポレートアイデンティティ | 企業情報 | NTTドコモ

ドコモの「スマホおかえしプログラム」は、36回の分割払いで購入した対象機種をドコモに返却することで、最大12回分の機種代金支払いが免除される割引です。

機種購入時にスマホおかえしプログラムに加入して25回目の支払いまでに返却すれば、実質的な機種代金が2/3になります。

また、加入はドコモオンラインショップでも可能で、プログラムの利用時にも郵送で返却OKです。

ただし、分割支払いの契約が必須なので、一括払いまたは分割払いの審査が通らないと利用できないことに注意しましょう。

スマホおかえしプログラムのチェックポイント
  • 割引内容
  • 適用条件
  • 加入タイミング
  • 対象機種

スマホおかえしプログラムの内容

スマホおかえしプログラム

画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ

スマホおかえしプログラムの内容は次の通りです。

項目内容
特典適用条件対象の携帯電話を36回払いで購入且つ
スマホを返却 ※返却時に審査あり
加入時期対象機種の購入時のみ
加入名義個人・法人名義
加入窓口店舗・オンラインショップ
月額料金不要
特典36回の分割払いで購入した対象機種を返却で
翌々月請求分以降の分割支払金が不要
(最大12回分)

例えば、機種代金108,000円のスマホをスマホおかえしプログラムに加入して購入すると、割引額は次の通りです。

支払い方法36回分割払い時スマホおかえし
プログラム適用時
(24ヶ月目までに返却した場合)
支払い総額108,000円72,000円
差額0円36,000円お得

今回の例では、36回払いで支払い続けるよりも36,000円もお得になります。

ドコモで2年毎にスマホを機種変更する人にとって非常にお得な割引サービスと言えるでしょう。

スマホおかえしプログラムの加入タイミング

ドコモのスマホおかえしプログラムに加入できるタイミングは、対象の携帯電話を購入した時のみです。

購入後に加入はできません。

これからスマホおかえしプログラム対象機種を購入する方は、2年後に返却するか決めかねていても、差し当たり加入した状態で購入するようにしましょう。

スマホおかえしプログラム加入後、返却も使い続けるのも選べるのもポイント

スマホおかえしプログラムはスマホの返却が条件でお得になるプログラムですが、端末返却は強制ではありません。

プログラム加入後に返却するか決めてOK
  • 機種変更したい場合
    プログラムを適用して返却してから機種変更
  • 機種変更せずに使い続けたい場合
    プログラムを適用せずそのまま使用続行

ドコモによるとユーザーがスマホを機種変更するまで使用し続ける期間は、平均36ヶ月というデータもあるようです。

短いスパンで新しい機種が欲しくなる方は、スマホおかえしプログラムを活用して24ヶ月目に機種変更をしましょう。

逆に、長く同じ機種を使い続けられるなら、返却せずそのまま利用し続けましょう。

スマホおかえしプログラムの返却方法

ドコモショップ実店舗

ドコモのスマホおかえしプログラムの特典である「最大12回分の支払い免除」を受けるには、ドコモにスマホを返却する必要があります。

以前はスマホの返却はドコモショップのみでしたが、現在はオンライン申し込み&郵送での返却ができるようになりました。

スマホおかえしプログラムを利用する際は、ぜひ郵送での返却を活用しましょう。

スマホおかえしプログラムで返却するタイミングは?

スマホおかえしプログラムでは、「購入した翌月を1ヶ月目として35ヶ月目まで」が端末を返却できる期間です。

端末の返却自体は35ヶ月間のいつでもOKですが、スマホおかえしプログラムで1番お得な返却タイミングは「24ヶ月目」となります。

2022年4月にiPhone 12を購入した場合は…
  • 返却受付開始:2022年5月から
  • 返却の最終受付:2025年3月まで
  • 1番お得な返却時期:2024年4月

最大12回分の支払いが免除されるので、今利用している機種を返却したい方は、24ヶ月目のタイミングを見逃さないようにしましょう。

スマホおかえしプログラムをオンラインで返却する方法

スマホおかえしプログラムの端末返却は、My docomoで簡単に申し込みできます。

スマホおかえしプログラムの利用申し込み手順
  1. My docomoにアクセスして「お手続き」をタップ
  2. 「カテゴリから探す」→「割引・優待」をタップ
  3. 「スマホおかえしプログラムご利用(郵送)」をタップ
  4. 「お手続きする」をタップ
  5. dアカウントでログイン
  6. 画面に従って申し込みを完了する
  7. 送付キットを受け取る
  8. スマホのデータ移行や初期化を実行
  9. 送付キット同梱の書類を確認・記入
  10. 返却するスマホと記入済み書類を送付キットに入れて返送
  1. STEP.
    My docomoにアクセスして「お手続き」をタップ
    スマホおかえしプログラム利用手順
  2. STEP.
    「カテゴリから探す」→「割引・優待」をタップ
    スマホおかえしプログラム利用手順
  3. STEP.
    「スマホおかえしプログラムご利用(郵送)」をタップ
    スマホおかえしプログラム利用手順
  4. STEP.
    「お手続きする」をタップ
    スマホおかえしプログラム利用手順
  5. STEP.
    dアカウントでログイン
    スマホおかえしプログラム利用手順
  6. STEP.
    画面に従って申し込みを完了する
  7. STEP.
    送付キットを受け取る
  8. STEP.
    スマホのデータ移行や初期化を実行
  9. STEP.
    送付キット同梱の書類を確認・記入
  10. STEP.
    返却するスマホと記入済み書類を送付キットに入れて返送
  11. 終了

なお、送付キットの返送は、端末返却の申し込み翌月末必着です。

期日に間に合わないと、免除されるはずだった機種代金全額が違約金として請求されてしまいます。

送付キットが届いたら、早め早めに準備して余裕を持って返送しましょう。

スマホおかえしプログラムを店舗で返却する方法

オンライン手続きやひとりでデータ移行・初期化作業に不安がある方は、ドコモショップ店頭で端末を返却しましょう。

ドコモショップでの返却なら、スタッフが返却可能かの状態確認やデータ移行・初期化をサポートしてくれます。

ただし、ドコモショップは待ち時間が長くなる傾向にあり、事前に来店予約が必須です。

来店予約の手順
  • ドコモショップの来店予約ページにアクセス
  • 最寄りのドコモショップやマイショップの「来店予約」をタップ
  • 「オプションサービスの契約・廃止」→「次へ進む」をタップ
  • 契約者本人の来店か等の事前確認に回答して「次へ進む」をタップ
  • 予約したい日時を選び「次へ進む」をタップ
  • dアカウントでログイン
  • 自動入力された契約者情報を確認して「進む」をタップ
  • 予約日時・内容を確認して「同意して予約する」をタップ

これで来店予約は完了です。

予約した日時に、返却するスマホや免許証などの本人確認書類を持ってドコモショップに行きましょう。

スマホおかえしプログラムで返却する際の注意点

Galaxy-S20+5G中身

ここで、スマホおかえしプログラムで端末を返却する際の注意点を確認しましょう。

端末返却時の注意点
  • ドコモ回線解約後も利用条件を満たせば端末返却OK
  • 修理やケータイ補償で入手したスマホは一部対象外
  • 端末の返却時にアクセサリー類を外す
  • 端末返却はdポイントクラブ会員が条件

ドコモ回線解約後も利用条件を満たせば端末返却OK

スマホおかえしプログラムは、ドコモ回線契約の有無に関わらず利用可能です。

「解約したから返却できない」と放置してしまうと損をしてしまうので、ドコモ解約後に不要になったら返却しましょう。

ドコモ回線解約後の継続条件
  • dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブ会員である
  • スマホおかえしプログラム加入時に購入したスマホである
  • 解約後も機種代金を問題なく支払っている

上記3つの利用条件を満たしていれば、解約した後でも端末を返却できます。

ドコモから乗り換えた後でも、2年目のタイミングを過ぎないように端末返却した方がいいでしょう。

修理やケータイ補償で入手したスマホは一部対象外になる

スマホの故障でメーカー修理やケータイ補償サービスの端末交換を利用した場合でも、購入時の分割支払いが継続しているなら端末返却OKです。

通常は修理でもケータイ補償サービスでも分割支払いが中断されることはないので、スマホおかえしプログラムはそのまま継続されます。

ただし、メーカー修理の場合は「一部対象外となる場合あり」と注意書きがあります。

スマホおかえしプログラム加入中の端末をメーカー修理に出す際は、スマホおかえしプログラムの対象外にならないかしっかり確認した方がいいでしょう。

端末の返却時にアクセサリー類を外す

スマホおかえしプログラムでドコモにスマホを返却する際は、ストラップやケース、microSDカードなど、アクセサリー類は事前に取り外しておきましょう。

取り外し忘れて端末を返却してしまった場合、問答無用で処分されます。

特にmicro SDカードは目につきにくく、スマホに挿れたまま返却されがちです。

また、シール類は改造と判定されるリスクがあるので、キレイに剥がしてから返却する必要があります。

店舗返却ならスタッフが確認してくれますが、郵送で返却する方は「うっかり」がないように、しっかり確認してから発送しましょう。

データのバックアップ・移行、アプリの引き継ぎも行っておこう

ドコモにスマホを返却する際は、事前にバックアップとデータ消去が必要です。

そのため、必要なデータのバックアップ・移行とアプリの引き継ぎも忘れずに行いましょう。

また、返却前にユーザー自身の手で初期化する必要があります。

特におサイフケータイは、各サービス会社の指示通りに引き継ぎしないと、新しいスマホで利用できなくなるケースもあります。

端末返却前に、データ移行と初期化を忘れずに行ってください。

端末返却はdポイントクラブ会員が条件

スマホおかえしプログラムを利用して端末を返却する際は、「dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブ会員である」必要があります。

これからドコモを契約する場合は、申し込み時にdアカウント発行&dポイントクラブの加入もまとめて手続きできるので安心してください。

逆にドコモを解約する場合は、dポイントクラブを退会してしまうと返却NGとなるので要注意です。

スマホおかえしプログラムの適用条件

スマホおかえしプログラムの審査条件

画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ

ドコモのスマホおかえしプログラムでは、スマホを返却する際の条件が設定されています。

どのスマホも無条件に返却できるわけではなく、故障等がないように大切に使わなければいけません。

項目条件等
適用条件dポイントクラブまたはドコモビジネスプレミアクラブ会員である
本プログラム加入時に購入した携帯電話が返却条件を満たした状態で返却する
プログラム適用期間対象の携帯電話購入の翌月1ヶ月目から35ヶ月目の月末まで

対象のスマホを36回払いで購入するので、そもそも分割払いの審査が通らなければスマホおかえしプログラムの加入すらできません。

また、スマホおかえしプログラムでスマホを返却する際に、スマホに破損や故障、改造や未払いが無いか含めて審査が行われます。

スマホおかえしプログラム利用時の返却条件は6つ

スマホおかえしプログラムを利用して最大12ヶ月分の機種代金を免除するには、下記6つの条件を満たす必要があります。

スマホおかえしプログラムの適用条件
  • 対象機種がドコモの正規品で購入時の不備・不正が無いこと
  • 機種代金やドコモ料金の未払い・常習的な滞納がないこと
  • 対象機種のメモリ・データが消去できる状態であること(データは自信で消去が必要)
  • 対象機種を改造していないこと
  • 対象機種の所有権を有していること
  • 対象機種の故障・水濡れ・外観破損や画面割れが無し等の指定の審査基準を満たすこと

要は「ドコモで購入した正規品で無改造、破損・故障が無い携帯電話」なら、スマホおかえしプログラムの対象になるということです。

返却条件にあるように自身の手でスマホのデータを消去する必要があるので、消去後に移し忘れたデータに気づいてしまうと復元が出来ません。

データ消去前には、必ずバックアップをとっておきましょう。

スマホおかえしプログラムの対象機種

iPhone 12実機レビュー

2023年3月現在、ドコモはスマホおかえしプログラムに変わる新しい割引「いつでもカエドキプログラム」を開始しました。

それに伴いスマホおかえしプログラムの対象機種は激減し、2021年8月以前に発売された型落ちモデルのみとなりました。

2021年9月以降に発売された新しいスマホは、「いつでもカエドキプログラム」のみ対象となります。

最新機種はスマホおかえしプログラムを利用した購入ができないことに注意してください。

iPhoneシリーズのスマホおかえしプログラム対象機種と実質負担額一覧

2023年3月現在、スマホおかえしプログラム対象のiPhoneは販売終了しています。

ドコモが現在販売しているiPhoneシリーズは、全モデルが「いつでもカエドキプログラム」の対象です。

※ドコモ認定リユース品iPhoneを除く

参考に、最新iPhoneを「いつでもカエドキプログラム」を利用して購入する際の実質負担を掲載します。

機種名容量機種代金割引適用後※
iPhone 14128GB138,930円69,690円
256GB161,480円81,680円
512GB201,740円102,140円
iPhone 14 Plus128GB158,180円79,220円
256GB179,520円90,000円
512GB220,330円111,250円
iPhone14
Pro
128GB174,130円87,370円
256GB198,880円99,880円
512GB238,480円120,400円
1TB275,220円139,260円
iPhone 14
Pro Max
128GB201,850円101,890円
256GB220,330円111,250円
512GB257,070円129,990円
1TB289,300円144,940円
詳細ドコモ公式ショップを見る

※いつでもカエドキプログラムで23ヶ月目に返却する場合の実質価格

いつでもカエドキプログラムは実質価格が約半額になるため、今まで以上に高額なiPhoneも購入しやすくなりました。

Androidのスマホおかえしプログラム対象機種と実質負担額一覧

Androidの型落ちモデルでは、現在もスマホおかえしプログラム対象機種が残っています。

機種名機種代金割引適用後※
Xperia 1 III SO-51B154,440円102,960円
Galaxy A52 5G59,400円39,600円
Xperia 1 II90,200円60,140円

※スマホおかえしプログラムを利用して24ヶ月目に返却する場合

Galaxy A52 5GやXperia 1 IIなど、元々の価格が10万円以下のスマホがまだ購入できます。

プログラム利用で実質価格が5万円前後まで安くなるので、価格重視でスマホを選びたい方にピッタリです。

ただし、いずれのモデルも在庫切れと同時に販売終了すると思われます。

対象機種が気になる方は、早めに機種変更した方がいいでしょう。

 スマホおかえしプログラムのメリット/デメリット

スマホおかえしプログラムの適用例

画像引用元:スマホおかえしプログラム | キャンペーン・特典 | NTTドコモ

続いてスマホおかえしプログラムのメリットとデメリットをみていきましょう。

スマホおかえしプログラムは、ドコモで分割払いを利用するなら加入しておいて損はありません。

しかし、分割払いを途中精算するとお得にならないといったデメリットもあります。

スマホおかえしプログラム対象機種をこれから購入する方も、現在のスマホが2年目で返却を検討している方も、メリット・デメリットをしっかり押さえておきましょう。

スマホおかえしプログラムのメリット

ドコモのスマホおかえしプログラムには下記5つのメリットがあります。

スマホおかえしプログラムのメリット
  • 実質負担額が少ない
  • 月額料金も無料なので「とりあえず申込んで24ヶ月目に利用するか考える」のも有効
  • ユーザー自身がスマホを処分する必要が無い
  • 2年後に機種変更する場合は下取りプログラムよりお得になりやすい
  • 加入した後でもスマホを返却するか使い続けるか選べる

スマホおかえしプログラムは、24ヶ月目に端末の返却と機種変更をするなら、実質価格が2/3とかなりお得になります。

必ずスマホの返却が必要なわけではなく、返却するかは選択できます。

2年目になっても全く不満なく使えていなら、そのまま利用し続けても問題ありません。

また、ぴったり24ヶ月目に端末を返却する場合、多くの機種が下取りプログラムを利用するよりお得です。

スマホおかえしプログラムのデメリット

一方でドコモのスマホおかえしプログラムには下記デメリットも存在します。

スマホおかえしプログラムのデメリット
  • 分割支払い・プログラム適用時に審査が行われる
  • 機種代金を一括精算した時点でプログラムが利用出来なくなる
  • 対象モデルは高額モデル中心のため分割代金が高め

スマホおかえしプログラムは、端末を返却することで最大12回分の分割払い残債が免除されるプログラムです。

対象モデルは全体的に高額なハイエンドモデル中心のため、36回払いでも毎月の負担はやや高めです。

また、機種代金を一括精算してしまうと、最後の12回分の残債免除が受けられません。

他社に乗り換えても、分割払いおよび端末返却での残債免除どちらも利用可能です。

ドコモから離れる方は、スマホおかえしプログラムで購入した機種代金を一括精算をしないように注意しましょう。

スマホおかえしプログラムと下取りプログラムはどっちがお得?

ドコモ キャンペーン 下取り

画像引用元:下取りプログラム

続いて、スマホおかえしプログラムでの端末返却と「下取りプログラム」のどちらがお得になるのか比較します。

下取りプログラムでは、不要になった機種をドコモに下取りしてもらうことで、機種と状態に応じたdポイントが進呈されます。

スマホおかえしプログラムと下取りプログラムの違い
  • スマホおかえしプログラム:最大12回分の分割払い残債を免除
  • 下取りプログラム:機種・状態に応じたdポイントを贈呈

スマホおかえしプログラムと下取りプログラムは併用できません。

場合によっては、スマホおかえしプログラムで返却するより、下取りプログラムを利用したほうが得することもあり得ます。

そこで、2年目にスマホおかえしプログラム利用と下取りプログラムのどちらがお得なのか確認しましょう。

【注意】基本的に時間が経つほど下取り価格が安くなる

ドコモの下取り価格は定期的に更新され、発売から時間が経つにつれて安くなります

スマホおかえしプログラム対象機種は、発売から2年以上経過したモデルが中心のため、下取りプログラム追加当初よりだいぶ価格が下がりました。

正確な下取り価格はドコモ公式をチェックするしかありませんが、スマホおかえしプログラムの対象モデルの下取り価格は、時間が経つほど安くなる傾向にあると覚えておきましょう。

iPhone 12は下取りプログラムの方がお得な機種が多い

2023年現在、スマホおかえしプログラムの対象になっている最後のiPhoneは、2020年秋に発売されたiPhone 12シリーズです。

2021年9月10日にiPhone13が発表されたタイミングで、下取りプログラムの対象モデルに追加されました。

機種販売価格2023年3月時点の
下取り価格
iPhone 12 mini
64GB
87,912円35,000円
(約40%)
iPhone 12 mini
128GB
95,832円37,000円
(約38%)
iPhone 12 mini
256GB
110,088円40,000円
(約36%)
iPhone 12
64GB
101,376円52,000円
(約51%)
iPhone 12
128GB
109,296円54,000円
(約49%)
iPhone 12
256GB
123,552円56,000円
(約45%)
iPhone 12 Pro
128GB
129,096円54,000円
(約41%)
iPhone 12 Pro
256GB
142,560円56,000円
(約39%)
iPhone 12 Pro
512GB
169,488円58,000円
(約34%)
iPhone 12 Pro Max
128GB
142,560円56,000円
(約39%)
iPhone 12 Pro Max
256GB
156,024円58,000円
(約37%)
iPhone 12 Pro Max
512GB
182,952円60,000円
(約32%)

モデルによって振れ幅がありますが、スマホ価格の高騰の影響で、通常価格の50%前後の下取り価格となるモデルがあります。

一方で、スマホおかえしプログラムは最適なタイミングで利用しても、お得になる価格は約33%です。

そのため、iPhone 12は下取りプログラムを利用した方がお得になります。

なお、iPhone 11以前の下取り価格は順当に下がっており、現在購入から2年目ならスマホおかえしプログラムの方がお得です。

Androidはスマホおかえしプログラムがおすすめ

iPhone 12は下取りプログラムの方がお得でしたが、Androidスマホは総じてスマホおかえしプログラムの方がお得になります。

例として、iPhone 12と同時期に発売されたAndroidスマホの販売価格と2023年3月現在の下取り価格は次の通りです。

機種名機種代金下取り価格
Galaxy S20 5G102,960円26,000円
(約25%)
AQUOS R5G111,672円14,000円
(約13%)
Xperia 1 II123,552円26,000円
(約21%)
LG V60 ThinQ 5G118,008円18,000円
(約15%)
Galaxy S20+ 5G114,840円23,000円
(約20%)
arrows 5G118,008円16,000円
(約14%)

スマホおかえしプログラムは約33%お得になるので、どのAndroidスマホも下取りプログラムよりお得です。

以上のことから、Androidスマホはスマホおかえしプログラムを利用しましょう。

スマホおかえしプログラムの1番お得な使い方

AQUOS R6

ドコモのスマホおかえしプログラムを利用する場合、最もお得な使い方と逆に最も損をする使い方についても比較してみましょう。

スマホおかえしプログラムは購入してから35ヶ月目の末日まで利用可能ですが、最も恩恵を受けられる最適なタイミングが存在します。

スマホおかえしプログラムを利用すると逆に損をしてしまう使い方もあるので、利用するタイミングには注意が必要です。

スマホお返しプログラムをお得に使うには
  • 加入から24ヶ月目に返却がベスト
  • 難しい場合でもできるだけ早く

スマホおかえしプログラムが最もお得な使い方は24ヶ月目

ドコモのスマホおかえしプログラムは「36回払い中最大12回分の割賦残債が免除される」という仕組み上、25ヶ月目に入る前に利用するのが1番お得なタイミングです。

25ヶ月目からは、月が経過するごとに免除される金額が減ってしまうので、お得感がどんどん薄れていってしまいます。

逆に1ヶ月目~23ヶ月目に返却しても、免除される金額は最大12回分までです。

スマホおかえしプログラムの特典を最大限に受けたい場合は、24ヶ月目にプログラムを適用してスマホを返却しましょう。

利用タイミングが遅ければ免除金額が減ってしまうので損

24ヶ月以降の免除金額を、iPhone SE(64GB)を例に計算してみました。

支払い回数総支払金額割賦免除金額
24回目38,016円19,008円
25回目39,600円17,424円
26回目41,184円15,840円
27回目42,768円14,256円
28回目44,352円12,672円
29回目45,936円11,088円
30回目47,520円9,504円
31回目49,104円7,920円
32回目50,688円6,336円
33回目52,272円4,752円
34回目53,856円3,168円
35回目55,440円1,584円
36回目57,024円0円

上記表のようにスマホおかえしプログラムは、25ヶ月目以降免除金額が減ってしまうので、お得に使いたいなら24ヶ月目にプログラムを適用するのがおすすめです。

「スマホおかえしプログラムの最高のタイミングは24ヶ月目で、25ヶ月目以降は免除金額が減っていってお得じゃなくなっていく」と覚えておきましょう。

25ヶ月目以降は、返却せずにそのまま持っておいたほうが正直得だと思います。

スマホおかえしプログラムでお返ししないパターン

ドコモショップ丸の内店

画像引用元:ドコモショップ丸の内店 | NTTドコモ

ドコモのスマホおかえしプログラムを利用して端末を返却するか、返却しないでそのまま利用し続けるかは、ユーザーの判断にゆだねられています。

例えば使っているスマホを気に入って返却したくなくなった場合は、返却の申し込みをしなければいいだけです。

ただし、プログラムを利用したくてもできない場合もあるので注意してください。

ここからは、スマホを返却しない場合と返却できない場合の流れについて解説します。

端末を返却しない場合はそのまま36回払いを続ける

ドコモのスマホおかえしプログラムを利用せず、端末も返却しない場合はそのまま36回払いを継続してスマホを使い続けることも可能です。

「今使っているスマホが気に入っている」、「購入して24ヶ月経過したが特に欲しいスマホが無い」、そんな人は無理に返却せず、継続して使い続けたほうがいいでしょう。

返却しないまま新しい機種を購入することだって自由です。

加入後にどうするのかをユーザー自身が選べるのは、スマホおかえしプログラムの大きな魅力と言えます。

故障時は返却条件を達していなくても一応返せる

「スマホおかえしプログラムを利用したかったが、破損してしまい返却条件を満たせない」という場合でも、実はスマホおかえしプログラムで返却可能です。

ただし、22,000円(ケータイ補償サービスに加入の場合は2,200円)の故障時利用料が請求されるので、プログラム自体の旨味は大幅に減ってしまいます。

割賦残債が22,000円未満の状態だとプログラムも利用出来ないので、その場合は修理に出して使い続けるか、金額が少なくなることを承知のうえで下取りに出して機種変更した方が良いでしょう。

スマホおかえしプログラムを途中解約するとどうなる?

Xperia Ace II iPhone12 Pro比較

ドコモのスマホおかえしプログラムは契約時に加入すれば、途中で一括精算しない限り原則35ヶ月目の末日まで途中解約は出来ません。

逆に言えばドコモ回線の契約自体を解約しても、36回の分割支払いが残っていればスマホおかえしプログラムの契約は有効のままとなります。

では機種代金を一括精算してスマホおかえしプログラムを途中解約した場合、機種代金に還元や変動などはあるのでしょうか。

一括精算(途中解約)すると最大12ヶ月分の残債免除の特典が消失

ドコモのスマホおかえしプログラムは、36回の分割払いで契約し、端末を返却することで最大12ヶ月分の機種代金が免除されます。

しかし、機種代金を一括精算すると、端末返却で免除される12ヶ月分の機種代金も全て精算することになります。

つまり、分割払いを一括払いした時点でスマホおかえしプログラムの特典は消失します。

スマホおかえしプログラムで購入したスマホを最もお得に利用したいなら、分割支払いを24ヶ月目まで継続して返却するのがおすすめです。

「毎月の通信費を今すぐ安くしたい」「分割支払いは好かない」といった場合は除いて、基本的に分割払いの一括精算はしない方が良いでしょう。

スマホおかえしプログラム対象機種購入時の注意点

AQUOS sense5G ディスプレイ

2023年現在、ドコモのスマホおかえしプログラム対象機種はごく僅かとなりましたが購入可能です。

これからスマホおかえしプログラム対象機種を購入する方は、以下のポイントに注意しましょう。

スマホおかえしプログラム対象機種購入時の注意点
  • アクセサリー品を同一割賦で購入出来ない
  • 各種割引クーポンを利用すると免除される金額が変動する

スマホおかえしプログラム加入時は、アクセサリー品を同一割賦で購入出来ない

スマホおかえしプログラム加入する時は、スマホのみ購入するようにしましょう。

ドコモではアクセサリー品もスマホ同様に分割払いができますが、スマホとアクセサリーを分割購入しようとすると、機種代金が変動するので受付不可能になります

アクセサリーのみの購入でも分割払いできるので、少々面倒ですがスマホとは別々に購入しましょう。

購入時に各種割引クーポンを利用する際はお得額が少し減る

スマホおかえしプログラムの対象機種をクーポンを利用して購入する場合、クーポンのお得額が目減してしまうことに注意しましょう。

ドコモの機種代金割引クーポンは、分割払いにする前の機種代金を割引します。

その関係で、スマホおかえしプログラムを利用すると、機種代金と同様にクーポンのお得額も2/3になってしまいます。

クーポンを使った方がお得なことに変わりありませんが、少し損した気分になるかもしれません。

dポイント充当の場合はポイントを消費しきるまで機種代金が減額される

スマホ購入時にdポイントを充当した場合は、充当したdポイントを消費するまで毎月の機種代金が割引されます。

そのため、クーポンのようにお得になる総額が目減りするということはありません。

例えば、108,000円のスマホをスマホおかえしプログラムで購入する際に、10,800ポイント利用する場合は次の通りです。

項目機種代金ポイント充当分ポイント充当後の
機種代金
総額108,000円10,800円97,200円
1〜3ヶ月目3,000円-3,000円6,000円
4ヶ月目3,000円-1,800円4,800円
5〜24ヶ月目3,000円0円3,000円

dポイント充当はロスなく利用できるので、dポイントをたっぷり貯めている方は機種購入時に積極的に利用しましょう。

スマホおかえしプログラムは返却前にお得か要チェック!

Galaxy S22 iPhone12 Pro

今回は、ドコモのスマホおかえしプログラムの内容と、返却方法や返却タイミングについて解説しました。

スマホおかえしプログラムまとめ
  • 36回分割払いで契約
  • 24ヶ月目までに返却すると最大12回分の機種代金が免除
  • 25ヶ月目以降に返却する場合は毎月免除額が減っていく
  • 必ず返却しなくてはいけないわけではない
  • プログラムの申し込みはオンラインショップでも可能
  • 2023年3月時点でiPhone 12のみ下取りプログラムの方がお得
  • その他の機種はスマホおかえしプログラムでの返却がお得

スマホおかえしプログラムは、返却タイミングを迎える方が多いようです。

ベストタイミングでスマホを返却すれば、iPhoneもAndroidスマホも約33%も安くなり、非常に魅力的な割引と言えるでしょう。

ただ2023年3月現在は下取り価格の大幅な高騰を受け、iPhone 12のみ下取りプログラムを利用した方がお得です。

一方で、その他の機種は、スマホおかえしプログラムで端末を返却した方が圧倒的にお得になります。

今後この状況は変わる可能性があります。

これからドコモで新しいスマホを購入したい方は、スマホおかえしプログラム・下取りプログラムどちらが有利か確認した上で、最適な方を選んでお得に機種変更してください。

この記事を書いた人
ドコモ905iシリーズの頃からモバイル販売を中心に仕事してきた経験を活かし、わかりやすさを心がけて書いてます。 最近はAIに興味津々で、執筆の合間にChatGPTなど各種AIで遊んでいます。