2022年3月18日(金)、アップルのiPhone SE3がアップルストア及び各キャリアから発売されました。
最新チップを搭載し、5万円台から購入できる「高コスパiPhone」として話題です。
iPhone SE3の実機(ミッドナイト)を入手しましたので、最速徹底レビューします。
また、iPhone SE3の価格やスペック、使ってわかったメリットやデメリットも解説するので参考にしてください。
多くの人が気になっているバッテリー性能はいかに!?
その他のおすすめiPhoneランキングはこちらからご確認ください。
- A15 Bionicチップでサクサク
- バッテリー性能はiPhone SE2より向上
- 初の5G対応
- グリップしやすいサイズ感
- ホームボタンと指紋認証の便利さ
- ミッドナイトがかっこいい
- ディスプレイ輝度がやや低い
iPhoneSEは大きさが良いよね。
ポケットに入れて動ける。ホームボタンに慣れるのには
時間かかりそう。— デジ マサトシ (@baseball041979) September 5, 2022
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iPhone SE(第3世代)の発売日・価格
画像引用元:Apple – iPhone SE3
まずはiPhone SE(第3世代)の発売日と価格をおさらいしましょう。
iPhone SE(第3世代)の発売日と価格は以下の通りです。
- 発売日:2022年3月18日(金)
- 価格:57,800円〜
iPhone SE(第3世代)はキャリアではドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイルの6社から同時発売されました。
iPhone SE(第3世代)の価格
iPhone SE(第3世代)の価格の端末価格は以下のとおりです。
iPhone SE(第3世代)の価格
iPhoneSE3(第3世代) | 64GB | 128GB | 256GB | |
---|---|---|---|---|
au | 端末価格 | 70,935円 | 82,190円 | 103,415円 |
スマホトクするプログラム(※2) | 47円~ | 4,600円~ | 33,775円~ | |
詳細 | au公式サイトを見る | |||
ドコモ | 端末価格 | 73,370円 | 在庫なし | 在庫なし |
いつでもカエドキプログラム(※1) | 5,654円 | |||
詳細 | ドコモ公式サイトを見る | |||
ソフトバンク | 端末価格 | 73,440円 | 在庫なし | 在庫なし |
新トクするサポート(※3) | 22,008円 | |||
詳細 | ソフトバンク公式ショップを見る | |||
楽天モバイル | 端末価格 | 64,000円 | 70,900円 | 85,900円 |
楽天モバイル買い替え 超トクプログラム(※4) | 19,992円 | 23,358円 | 30,936円 | |
詳細 | 楽天モバイル公式サイトを見る | |||
ワイモバイル | 端末価格 | 73,440円 | 81,360円 | 99,360円 |
オンラインストア割引(※5) | 54,440円 | 63,360円 | 81,360円 | |
詳細 | ワイモバイル公式サイトを見る | |||
UQモバイル | 端末価格 | 70,935円 | 82,190円 | 103,415円 |
割引後(※6) | 48,935円~ | 60,190円~ | 81,415円~ | |
詳細 | UQモバイル公式サイトを見る | |||
Apple | 端末価格 | 62,800円 | 69,800円 | 84,800円 |
詳細 | Apple公式サイトを見る |
※2 au Online Shop割を利用した場合
※3 「新トクするサポート」の「プレミアム」、「スタンダード」、「バリュー」のいずれが適用されるかは購入時点の指定に基づいて決まり、対象機種は追加または変更される場合があります。また、価格は10月3日時点のものです。それぞれの対象機種、プログラム詳細及び最新の価格はソフトバンクの公式ウェブサイトをご確認ください。)
※4 12,000ポイント円相当のポイント還元を利用した場合
※5 乗り換えでシンプル2 M/L契約した場合
※6 乗り換えで指定プランとオプションに加入した場合
Apple Storeと楽天モバイルの価格は57,800円〜で最も安くなっています。
その他キャリアでも6万円台から購入でき、各キャリアの「スマホお返し」キャンペーンを利用すれば2万円台から購入出来ます。
iPhone SE(第3世代)を開封!外観レビュー
iPhone SE(第3世代)をさっそく開封していきましょう。
パッケージは小型でシンプル、表面には本体が盛り上がるようにプリントされています。
今回入手したカラーはiPhone SEシリーズとしては初となるミッドナイトです。
付属品はシンプル
iPhone SE(第3世代)の中に入っていたものは、本体と4つの付属品といたってシンプルです。
- 本体
- ガイド
- Lightningケーブル
- SIMピン
- ステッカー
同梱物は近年のiPhoneシリーズと変わらず、電源アダプターやイヤホンは付属していません。
ケーブルはLightning端子とUSB-Cですが、iPhone SE(第3世代)側に差し込むのはLightningです。
パッケージは年々薄くなっており、SDGsの波を肌で感じます。
ステッカー、どんどん貯まっていきます…。
ミッドナイトブラックはやや青みがかった黒
今回入手したミッドナイトはブラックよりもやや青みがかった黒です。
といってもほんの少しだけなので、ネイビーブラックとか黒目の紺といった感じです。
角度や照明でも見え方が変わりますが、ブラック好きでも違和感は特に感じないでしょう。
端末背面はガラスでコーティングされていてツルツルしており、指紋はそれなりに付きます。
画像引用元:iPhone SEを購入 – Apple(日本)
ミッドナイトの他、スターライトと(PRODUCT)REDがラインナップされています。
iPhone SE(第3世代)のディスプレイ面と背面
iPhone SE(第3世代)のディスプレイ面にはホームボタンがあり、iPhone SE(第2世代)と全く同じです。
ホームボタンで指紋認証が行えます。
ノッチ等はありませんがベゼルは厚めですね。
背面もiPhone SE(第2世代)と同じでアウトカメラが左端に1ついています。
アップルマークは中央にあり、一部リークにあった上部への移動はされていません。
iPhone SE(第3世代)の側面
iPhone SE(第3世代)の右側面には電源キーがあり長押しすることで、電源のオンオフ操作が行えます。
中央にはSIMスロットがあり、付属のピンを使うことでSIMの取り出しができます。
iPhone SE(第3世代)は物理SIMとeSIMの2つが利用できます。
サイドは丸みを帯びカーブしているので手に収まりやすいつくりです。
左側面は上部からサイレントモードを切り替えるスイッチ、音量ボタンが並んでいます。
iPhone SE(第3世代)の下部
iPhone SE(第3世代)の下部にはLightningケーブルの差し込み口とスピーカー穴が左右に6つづつあります。
最大ボリュームで音楽を聴いてみましたが、しっかり迫力がありiPhone 12 Proと比べて遜色ありません。(音の広がりはiPhone 12 Proの方がややクリア)
iPhone SE(第3世代)のサイズ感をレビュー
iPhone SE(第3世代)のサイズはiPhone(第2世代)と全く同じで小ぶりです。
- 4.7インチ
- 高さ138.4mm×幅67.3mm×厚さ7.3mm
- 重さ144g
iPhone SE(第3世代)は4.7インチ Retina HDディスプレイを搭載しており、近年のスマホの中ではかなり小さめです。
端末サイズは高さ138.4mm×幅67.3mm×厚さ7.3mm、サイドも丸みを帯びているので、手にしっかりフィットします。
iPhone SE(第3世代)をグリップしてみた
iPhone SE(第3世代)はiPhone 13 miniには及びませんが、端末サイズはかなり小さく片手操作がしやすいのが特徴です。
左右どちらの手で操作しても、親指で通知バーを引っ張り出せます。
iPhone SE(第3世代)と従来モデルのサイズ比較
項目 | 幅 | 高さ | 厚さ | 画面サイズ |
---|---|---|---|---|
iPhone SE3 | 67.3mm | 138.4mm | 7.3mm | 4.7インチ |
iPhone SE(第2世代) | 67.3mm | 138.4mm | 7.3mm | 4.7インチ |
iPhone 8 | 67.3mm | 138.4mm | 7.3mm | 4.7インチ |
iPhone 13 mini | 64.2mm | 131.5mm | 7.65mm | 5.4インチ |
iPhone 13 | 71.5mm | 146.7mm | 7.65mm | 6.1インチ |
iPhone 14 | 71.5mm | 146.7mm | 7.80mm | 6.1インチ |
iPhone 15 | 71.6 mm | 147.6 mm | 7.80 mm | 6.1インチ |
iPhone 16 | 71.6 mm | 147.6 mm | 7.80 mm | 6.1インチ |
iPhone SE(第3世代)と従来モデルのサイズ比較
項目 | 重さ |
---|---|
iPhone SE3 | 144g |
iPhone SE(第2世代) | 148g |
iPhone 8 | 148g |
iPhone 13 mini | 140g |
iPhone 13 | 173g |
iPhone 14 | 172g |
iPhone 15 | 171g |
iPhone 16 | 170g |
iPhone SE(第3世代)はiPhone 8やiPhone(第2世代)とサイズは全く同じですが、iPhone 13 miniよりやや大きくなります。
重さは144gでiPhone(第2世代)よりも4g軽くなっていますが、体感的にはさほど変わりません。
どちらも軽いです。
iPhone SE(第3世代)のスペックをレビュー
ここからはiPhone SE(第3世代)のスペックを細かくみていきましょう。
- 5G対応
- A15 Bionicチップ搭載
- RAM4GBに向上
- バッテリー持ちがやや良くなった
iPhone SE(第3世代)のスペック
iPhoneSE3(第3世代) | |
---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ 液晶ディスプレイ |
解像度 | 1,334 x 750 |
本体サイズ | 高さ:138.4mm 幅:67.3mm 厚さ:7.3mm |
重さ | 144g |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素 |
インカメラ | 700万画素 |
バッテリー | 非公表 |
RAM | 4GB(非公表) |
ROM | 64GB・128GB・256GB |
CPU | A15 Bionicチップ |
認証 | 指紋認証 |
カラー | ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED |
ネットワーク | 5G対応 |
充電 | 18W急速充電対応 |
詳細 | iPhone SE(第3世代)実機レビュー |
5G対応に対応!A15 Bionicチップ搭載
iPhone SE(第3世代)のスペックで注目するポイントは5G対応とA15 Bionicチップを搭載した点でしょう。
A15 BionicチップはiPhone 13シリーズに搭載されているアップル最新チップです。
iPhone SE(第3世代)のベンチマークを測定
AnTuTuでベンチマークを測ってみます。
ベンチマークとはどのくらいの性能があるかを数値化したものです。
AnTuTuはベンチマークを測るアプリで、iOSでもAndroidでも同様に使えます。
iPhone SE(第3世代)のベンチマーク
ベンチマークテストの結果、iPhone SE(第3世代)は73万を超えています。
A15 Bionicチップを搭載しているので当然と言えば当然ですが、5万円台のスマホでは驚異的な数値です。
以下は実際に計測した他のiPhoneシリーズのベンチマークテストの結果です。
- iPhone SE(第3世代):734,035
- iPhone SE(第2世代):456,907
- iPhone 12 Pro:700,896
- iPhone 13 Pro:737,699
前モデルであるiPhone SE(第2世代)は456,907でしたから、かなりスペックアップしていることが分かります。
iPhone 13 Proと同じチップを積んでいるので、同程度の数字が出ています。
これだけの数字が出ていれば、通常の操作やゲームにおいて困ることはまずありません。
意外にもA14搭載のiPhone 12 Proが優秀ですね。
RAMは4GBに向上
RAMとはメモリのことで、この数値が大きければ大きいほどたくさんの作業を同時にこなせます。
アップルはRAMを公表していませんが、ベンチマークアプリを使用することで判明します。
上の写真の矢印のところの数字「3880M」がRAMで4GBであることが分かります。
- iPhone SE(第3世代):4GB
- iPhone SE(第2世代):3GB
- iPhone 12 Pro:6GB
- iPhone 13 Pro:6GB
- iPhone 13:4GB
RAM4GBはiPhone SE(第2世代)の3GBより向上しています。
iPhone 13 Proの6GBには及びませんが、iPhone 13と同じであるため、メモリ不足で操作が不安定になるといったことはありません。
iPhone SE3のバッテリー性能をレビュー
iPhone SE(第3世代)のバッテリー性能をチェックしてみましょう。
iPhone SE(第2世代)ではこのバッテリー性能がイマイチという声が多くありました。
カタログスペックでは2時間ほどバッテリー持ちが良くなったとアップルは伝えていますが、こればっかりは実際に使用してみるのが一番です。
YouTubeアプリでバッテリー性能を検証
以下の条件で実際にバッテリー性能を計測してみました。
- YouTubeアプリで2時間視聴
- 明るさMAX
- 音量半分
YouTubeで動画(720p)を2時間視聴する実験をして、バッテリー残量をチェックします。
YouTubeのアプリを使用し、ディスプレイ輝度はMAXで音量は半分に設定しました。
YouTube2時間視聴した場合の電池残量は74%だったため、消費量は26%です。
同条件で計測したiPhoneシリーズの結果は以下です。
- iPhone SE(第3世代):26%消費
- iPhone SE(第2世代):31%消費
- iPhone 8:40%消費
- iPhone 13 Pro:13%消費
- iPhone 12 Pro:24%消費
iPhone13 Proは13%しか消費しておらず、かなりバッテリー持ちのが良い機種であることが分かります。
iPhone SE(第2世代)よりもバッテリー持ちは確実に向上しており、iPhone12 Proと同程度であることが分かります。
私は普段iPhone 12 Proを使用していますが、極端にバッテリーが持たないとは感じないため、iPhone SE(第3世代)のバッテリー性能は「普通」といった評価になるでしょう。
MagSafeは使えるの?
iPhone SE(第3世代)はワイヤレス充電に対応していますが、MagSafeには非対応です。
試しにApple純正のMagSafeバッテリーパックを使用してみたところ、ばっちり充電が開始されました。
磁力は弱く多少くっつきますが、持ち上げると取れてしまいます。
iPhone XSでは充電はできますが磁石感が全くなかったため、iPhone SE(第3世代)は「少しだけくっつく感じ」で使用感は悪くありません。
ちなみにiPhone 12と13シリーズは強く振っても取れることがないほど磁力が強いバッテリーパックです。
iPhone SE(第3世代)のカメラをレビュー
ここからはiPhone SE(第3世代)のカメラ性能を見ていきましょう。
以下、iPhone SE(第3世代)のカメラで注目するポイントです。
- 1,200万画素の広角カメラ
- 700万画素のフロントカメラ
- Deep Fusion
- フォトグラフスタイルに対応
カメラスペックに大きな進化がない?
iPhone SE(第3世代)のカメラはアウトに1,200万画素の広角カメラを搭載した、シングルカメラ仕様です。
フロントは700万画素でiPhone SE(第2世代)と全く同じです。
進化したポイントはDeep Fusionとフォトグラフスタイルに対応したところでしょうか。
細かいところだと、次世代のスマートHDRがスマートHDR 4に進化しています。
ナイトモードは動画撮影のタイムラプスのみ使えます。
iPhone SE(第3世代)で撮影
何も考えずにiPhone SE(第3世代)で撮影しました。
色味もナチュラルでシンプルに綺麗に撮影できます。
食べ物も美味しそうに撮影でき、スマホのカメラ特有の油絵感もありません。
ポートレートモードはモノに非対応
iPhone SE(第3世代)はシングルカメラでのため、人以外ではポートレート撮影が出来ません。
ここが最大のウィークポイントで、ポートレートは人よりもモノに使用することが個人的には多いです。
上のコーヒーの写真ではポートレートモードに設定しても認識してくれないため、背景をぼかすことは不可能です。
iPhone 12 Proなら以下のような写真が撮影できます。
背景をぼかすことで、一眼レフのような写真が撮影できます。
SNS等に画像を投稿する際にこの機能が重宝するので、ポートレートのモノ非対応はかなり残念なポイントです。
iPhone SE(第3世代)とiPhone 12 Proで比較
iPhone SE(第3世代)とiPhone 12 Proで同じ景色を撮影してみました。
ここで問題です。
どちらがiPhone SE(第3世代)で撮影したものか、お分かりになりますでしょうか?
質感や木々の細かいディテール、色味や明るさまで全く同じに見えます…。(晴れた日で光の状態が良かったため差が出にくいかも…)
正解は、左がiPhone SE(第3世代)、右がiPhone 12 Proで撮影したものです。
正解した方、写真のプロです。
フォトグラフスタイルって何?
iPhone SE(第3世代)ではiPhone 13シリーズで初搭載されたフォトグラフスタイルに対応しています。
フォトグラスタイルとはフィルターのような機能で、プリセットした「リッチなコントラスト」、「鮮やか」、「暖かい」、「冷たい」のいずれかを選択し、トーンや暖かみの値を調整して詳細をカスタマイズすることができます。
設定画面のカメラからスタイルを選択すれば、変更するまでずっとそのスタイルで撮影されます。
好きなスタイルを選択すれば設定は完了で、あとは写真を撮るだけで反映されます。
左が標準状態で撮影したもので、右が「冷たい」を選択して撮影したものです。
フィルターとの大きな違いは、撮影ごとに設定するのではなく常にそのスタイルで撮影される点です。
好みのスタイルがある場合は最初に設定しておくと良いでしょう。
iPhone SE(第2世代)からは何が進化した?
ここまで、iPhone SE(第3世代)のスペックやサイズ感、カメラ性能をチェックしてきました。
では、前モデルであるiPhone SE(第2世代)から具体的に何が進化したのでしょうか?
iPhone SE(第3世代)とiPhone SE(第2世代)のスペック比較
項目 | iPhone SE3(第3世代) | iPhone SE2(第2世代) |
---|---|---|
ディスプレイ | 4.7インチ 液晶ディスプレイ | 4.7インチ 液晶ディスプレイ |
解像度 | 1,334 x 750 | 1,334 x 750 |
本体サイズ | 高さ:138.4mm 幅:67.3mm 厚さ:7.3mm | 高さ:138.4mm 幅:67.3mm 厚さ:7.3mm |
重さ | 144g | 148g |
アウトカメラ | 広角:1,200万画素 ポートレート Deep Fusion フォトグラフスタイル スマートHDR 4 ナイトモードのタイムラプス(動画) | 広角:1,200万画素 ポートレート 次世代のスマートHDR |
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 |
バッテリー | 最大15時間のビデオ再生 | 最大13時間のビデオ再生 |
RAM | 4GB(非公表) | 3GB(非公表) |
ROM | 64GB・128GB・256GB | 64GB・128GB |
CPU | A15 Bionicチップ | A13 Bionicチップ |
認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
カラー | ミッドナイト スターライト (PRODUCT)RED | ブラック ホワイト (PRODUCT)RED |
ネットワーク | 4G・5G対応 デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) | 4G対応 デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |
充電 | 18W急速充電対応 ワイヤレス充電 | 18W急速充電対応 ワイヤレス充電 |
- A15 Bionicチップ・RAM4GBで基本スペックがアップ
- 5G対応
- 最大ストレージが256GBに
- 4g軽くなった
- バッテリー性能が向上
- カメラ機能がアップ
A15 Bionicチップ・RAM4GBで基本性能がアップ
A15 Bionicチップ・RAM4GBとなり、iPhone SE(第2世代)よりも格段に基本スペックが向上しています。
これにより、WEB閲覧やアプリなどの操作が今まで以上に快適になります。
ベンチマークスコアから見ても、iPhone 13シリーズと同等のスペックと言って良いでしょう。
5G対応
iPhone SEシリーズとして5Gに初めて対応しました。
現状5Gの恩恵はまだ感じ辛いですが、今後2年3年使うことを考えた場合、5G対応は必須項目です。
最大ストレージが256GBに
iPhone SE(第3世代)では、最大ストレージが256Gになりました。
写真や動画を端末に保存する機会が多い方には嬉しい進化です。
初心者でも128GB以上のモデルを選ぶことをおすすめします。(64GBは思った以上に少ない)
4g軽くなった
スペックアップし、5Gに対応したにも関わらず4g軽くなっています。
何を削ったのかは不明ですが、軽くなるのは大歓迎です。
バッテリー性能が向上
バッテリー性能は確実に向上しています。
アップル公式ではiPhone SE(第3世代)は「最大15時間のビデオ再生」、iPhone SE(第2世代)は「最大13時間のビデオ再生」とあります。
実際にYouTubeを2時間再生した場合、iPhone SE(第3世代)は26%消費し、iPhone SE(第2世代)は31%消費しました。
懸念されたバッテリー性能ですが、YouTubeの動画再生に関してはiPhone 12 Proと同程度でしょう。
カメラ機能がアップ
カメラの数や画素数はiPhone SE(第2世代)と変わりません。
ただし、Deep Fusion、フォトグラフスタイル、スマートHDR 4、ナイトモードのタイムラプス(動画)など機能面はアップしています。
実際に明るい状態での撮影ではiPhone 12 Proと遜色ない写真が撮れます。
iPhone SE3を使ってわかったメリット5つ
画像引用元:Apple公式サイト
iPhone SE3の実機を入手し、感じたメリットは以下です。
- 軽い小さい
- サクサク動く
- ホームボタンは何かと便利
- やっぱり指紋認証
- ミッドナイトがかっこいい
軽い小さい
iPhone SE3は最近のスマホの中ではかなり小さいく軽いデバイスです。
高さ138.4mm、幅67.3mm、厚さ7.3mm、重さは144gと小型で、5インチ以上のスマホを普段使っている場合には、その軽さと取り回しの良さに驚きます。
ポケットにもすんなり入り邪魔にならない重さはiPhone SE3のメリットです。
また側面がカーブを描いているので、グリップ感も抜群です。
これは母上がiPhone 8のバッテリーへたってきたと言うのでプレゼントしたiPhone SE3
小さいのがいいみたいね pic.twitter.com/wUnILo5GWG— くろ (@ff14_____) May 9, 2022
サクサク動く
iPhone 12 Proでちょっとだけ重いゲームアプリもiPhone SE3ではサクサク動きます。
A15 BionicチップはiPhone 13シリーズに搭載されている最新チップなので、今後のアップデートもしばらく安心でしょう。
iPhone8→iPhone SE3 に変更しました
見た目は何も変わりませんが中身は別人です
サクサク感が半端ない😁
クイックスタートも初めてやりましたが超カンタンでした✌️#iPhoneSE3 pic.twitter.com/2Qd24VI3Oj— non stop fun@会社員×仮想通貨 (@Nonstopfun2021) March 23, 2022
ホームボタンは何かと便利
ホームボタンはやはり使い勝手はよく感じます。
画面を下げる「簡易アクセス」機能では、ホーム画面を軽くダブルタップして実行します。
ホームボタンのないiPhoneでは、Dockの下の部分を下方向にスワイプするのですが、これが結構失敗します。
ベゼルレスによる弊害もあるため、ホームボタンは人によってはかなり使いやすいボタンです。
やっぱり指紋認証
iPhone SE3は指紋認証を搭載しています。
Face IDがマスクに対応しましたが、個人的には精度がイマイチに感じます。
その点、指紋認証の精度は抜群でロック解除やApple Payの支払いがスムーズです。
ミッドナイトがかっこいい
ミッドナイトのほんのちょっとだけ青が混じった黒が最高にかっこいいです。
カメラがシングルのせいか、全体的にまとまりのあるスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
iPhone SE3のミッドナイト、色味がどちゃくそ好みで笑っちゃった。もう1回これに乗り換えてもいいぐらい。 pic.twitter.com/QEWbbktewd
— 恭子♠︎ (@kyoko0w0) May 24, 2022
iPhone SE3を使ってわかったデメリット4つ
画像引用元:Apple公式サイト
次にiPhone SE3の実機を入手し、感じたデメリットは以下です。
- ディスプレイが小さいく輝度が低い
- ポートレートがモノに非対応
- 価格がやや値上がりした
- 目新しさがない
ディスプレイが小さく輝度が低い
iPhone SE3のディスプレイは4.7インチと小さめです。
端末サイズがより小さいiPhone 13 miniのディスプレイサイズが5.4インチであるため、どうしても迫力に欠けます。
ベゼルが厚いので仕方ないのですが、もう少しベゼルを薄くしホームボタンを維持する形状だと良かったと感じます。
また、ディスプレイが液晶であるためかiPhone 13のような有機ELに比べて鮮やかさや輝度が低いのもデメリットです。
ポートレートがモノに非対応
iPhone SE3のカメラはシングルカメラで、モノはポートレートに対応していません。
一眼レフのような写真が簡単に撮影できるポートレートは人以外でも使う場面が多いため、人によってはかなりのデメリットになります。
価格がやや値上がりした
iPhone SEシリーズの強みはコスパの良さです。
iPhone SE3はiPhone SE2から値上げしたため、コスパの良さが多少失われています。
容量/機種 | iPhone SE2 | iPhone SE3 |
---|---|---|
64GB | 49,800円 | 57,800円 |
128GB | 55,800円 | 63,800円 |
256GB | 66,800円 ※現在取り扱いなし | 76,800円 |
ただし5万円台のスマホとしてはかなり高スペックであることは間違いありません。
価格が据え置きだった場合、評価は大きく変わったでしょう。
目新しさがない
iPhone SE3の中身は大きくスペックアップしていますが、見た目はiPhone SE2そのままです。
新色はミッドナイトとスターライトが登場しましたが、iPhone SE2のブラックとホワイトとほとんど変わっていません。
新しいカラーが登場したり、デザイン面で多少の変更があれば評価はさらに上がっていたでしょう。
まとめ:iPhone SE3は買うべき?おすすめ?
iPhone SE3実機レビューや使ってわかったメリット・デメリットを解説しました。
最後に、iPhone SE3をおすすめできる人、できない人をピックアップします。
- 現在iPhone SE2以前のモデルを使用している人
- ホームボタンと指紋認証が欲しい人
- 格安Androidからの乗り換えの人
- スマホにお金をかけたくないがスペックは求める人
- ミニマムなスマホを求める人
現在iPhone SE2以前のモデルであるiPhone 8等を利用している人は使用感が変わらずスペックアップするため、おすすめできます。
ホームボタンや指紋認証が絶対に必要!という人はiPhone SE3しか選択肢はありません。
また、格安Androidを利用していてiPhoneに興味がある人や、低価格で高スペックを求める人にも向いています。
端末サイズも小さいので、大きなスマホは持ちたくない人もおすすめです。
- カメラ機能にこだわりがある人
- 大画面スマホが欲しい人
- iPhone12シリーズ以降を所持している人
iPhone SE3をおすすめできない人はカメラ性能に拘る人です。
シングルカメラであるため、iPhone 13シリーズにある機能がかなり削られています。
また、大画面スマホが欲しい人やiPhone 12シリーズ以降を普段使っている人には物足りなさを感じるかも知れません。
iPhone SE3の強力なライバルは、間違いなく値下げされたiPhone 13 miniでしょう。
とはいえ、iPhone SE3はコスパの良さをギリギリ保った優等生端末に仕上がっているので、初心者でも安心して購入できます。
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