IT化がめざましい昨今、エンジニアのニーズが高まっています。
エンジニア求人は多く、手に職をつけて就職・転職したい人がプログラミングスクールを活用してエンジニアを目指すことも増えてきました。
今回は、プログラミングスクールの選び方を解説します。
- スクール選びを失敗したくない!
- 情報が多すぎて、何を基準に選べばいいか分からなくなってしまった…
という方は、本記事を参考にしてみてください。
おすすめプログラミングスクール厳選
スクール | |||||
名前 | DMM WEBCAMP | RUNTEQ | LINEヤフーテックアカデミー | キカガク | TECH CAMP |
授業 | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
- 目的
- 予算
- 受講レベル
- 就職・転職支援
- 講座受講形式
(ファイナンシャル・
プランニング技能士)
プログラミングスクールの選び方【目的】
まず、目的に応じてプログラミングスクールを選びましょう。
目的を達成できそうなスクールであれば、ミスマッチなく学べます。
1.学びのゴールをどこに据えるか
プログラミングスクールに通いたいと思った理由は何か、通うことでどんな理想を叶えたいのか、改めて考えてみましょう。
今よりも好条件の会社に就職したいのであれば、就職・転職サポートが充実しているスクールを選定することがおすすめです。
また、フリーランスとして独立したいのであれば、独立サポートが手厚いスクールがよいでしょう。
また、趣味の一環としてプログラミングを学ぶ人もいれば、必修科目としてプログラミングを学ぶ子どもたちと話を合わせられるようプログラミングを学びに来る人もいます。
最終的なゴールを明確にしておけば、スクール選びの軸がブレることを防げます。
2.学びたいプログラミング言語があるか
学びたいプログラミング言語がある場合、カリキュラムにその言語が含まれているか確認しておきましょう。
特に初心者向けのスクールでは言語を限定して学ぶことが多く、希望とギャップがあると大きなミスマッチになります。
希望が定まっていない場合、最初のカウンセリングで相談してみるのがよいでしょう。
Webアプリケーションを作りたいならJavaScript・PHP・Rubyなど、AIであればPythonなど、目指す分野に応じてアドバイスしてくれます。
3.どのレベルまで到達したいか
プログラミングの触りの部分だけ学べれば十分なのか、エンジニアとして就職できるレベルを目指すのかによって、スクール選びは大きく変わってきます。
また、フリーランスエンジニアとして独立したい場合や、IT企業を立ち上げたい場合は、より専門的な知識が求められるでしょう。
あらかじめ自分がどのレベルに到達したいかをイメージし、カリキュラムを照らし合わせていくことが重要です。
カリキュラムの内容を見ても分かりづらい場合、遠慮なくカウンセラーや講師に質問し、入会前に疑問を解消しておくことが欠かせません。
卒業後に追加で別のプログラミングスクールに通い直さずに済むよう、対策しておきましょう。
プログラミングスクールの選び方【予算】
次に、受講料をチェックして予算に合うかをチェックします。
無理なく受講を続けるためにも、試算してみましょう。
1.有料か無料か
プログラミングスクールのなかには、有料のスクールもあれば無料のスクールも存在します。
ほとんどは、有料のプログラミングスクールだと思っておきましょう。
受講料を講師の給料やスクールの運営費に充てるシンプルなビジネスモデルであるため、最もイメージしやすいスタイルです。
また、お客様として迎え入れてもらえることで、丁寧な対応を期待できるでしょう。
無料のプログラミングスクールの場合、基本的に就職・転職サポートの比重が高くなります。
受講生にプログラミング技術を授けたうえで、エンジニア求人に悩む企業・団体に紹介して就職を促します。
運営費は紹介先企業から受け取る成功報酬で賄うビジネスモデルであり、転職エージェントに近いイメージであると言えるでしょう。
そのため、就職・転職を希望しない人が無料プログラミングスクールを利用するのはおすすめしません。
紹介される案件を蹴った場合、違約金がかかる可能性もあるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。
2.毎月の負担に無理がないか
月額の受講料を確認し、毎月のランニングコストを試算します。
プログラミングスクールによっては、3ヶ月分の受講料を一括で納入する必要があるケースもあるため、支払いに無理が出ないかも含めて確認しておきましょう。
また、教室利用料・システム利用料・メンタリングの追加回数など、受講費以外にプラスでかかるコストがあれば全てピックアップします。
なるべく最大コストで試算すれば、首が回らなくなることを防げます。
3.初期費用があるか
入会金など、初期費用をチェックします。
入会時のみ支払う一時的な費用ですが、20~30万円するケースもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
また、パソコンなどのツールやインターネット設備が十分でなければ、投資する必要があります。
特にオンライン受講する場合は通信速度がないとストレスになるため、対策しておくことがポイントです。
4.違約金・解約金があるか
解約金・違約金がないかチェックします。
もし解約金が設けられている場合は、適用除外条件を覚えておきましょう。
プログラミングスクールをはじめるときには、基本的に誰もが途中退会を考えていないものです。
しかし、体調不良などやむを得ない理由で辞めざるを得ない可能性があります。
また、支払いができなくなった、イメージしていたプログラミングスクールと違ったなど、後からミスマッチに気づくこともあるでしょう。
基本的に避けたい支払いではありますが、万が一に備えておくことがおすすめです。
プログラミングスクールの選び方【受講レベル】
プログラミングスクールの本質である講義内容を調べ、受講レベルを探っていくフェーズです。
自分のレベルに合わせて丁寧に教えてくれるスクールであれば、挫折することなく続けられるでしょう。
- 初心者向けか経験者向けか
- 講師の質が十分か
1.初心者向けか経験者向けか
プログラミングスクールごとに受講レベルは異なり、初心者向けのカリキュラムに特化しているスクールもあれば、経験者向けにハイレベルなカリキュラムを設けているスクールもあります。
初心者であれば、初心者向けのスクールを選んで手厚くフォローしてもらうのがよいでしょう。
学習経験や実務経験があり更なるキャリアアップを目指したい場合は、カウンセリング時にその旨を伝え、自分が思い描くキャリアプランに合っているか検討します。
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2.講師の質が十分か
どんな講師が在籍しているか確認し、分かりやすさを重視する方法もあります。
現役エンジニアなど最前線に立って働いている講師であれば、現場の肌感覚やリアルな体験に紐づく学習を提供してくれるでしょう。
なかには、プログラミングスクール卒業生・在籍生・現役ではないエンジニアが講義を担当するスクールもあります。
その分受講費は安めに設定されていることが多いですが、コストパフォーマンスとのバランスを考えながら選定していきましょう。
プログラミングスクールの選び方【就職・転職支援】
就職・転職を希望する人は、サポートの手厚さもチェックしておきましょう。
その後の生活を大きく左右する項目でもあるため、妥協せず選ぶことがことがポイントです。
- 求人紹介をしてくれるか
- ポートフォリオ制作をサポートしてくれるか
1.求人紹介をしてくれるか
プログラミングスクールのなかには、転職エージェントのように求人紹介をしてくれるスクールがあります。
エンジニアを採用したがっている企業・団体と、エンジニアとして就職したい受講生を結ぶ役割を果たしているため、就職への近道となるでしょう。
また、無料のプログラミングスクールの場合、基本的に求人紹介機能がついています。
スクール経由で就職・転職することが前提となっているケースが多く、個別に利用しているエージェントやハローワーク経由で就職してしまうと違約金が発生することもあるため、注意しておきましょう。
2.ポートフォリオ制作をサポートしてくれるか
エンジニアとして就職する場合、ポートフォリオを提出を求められることがあります。
自分のプログラミング能力やスキルを伝えるための作品集であり、自分を効果的に売り込むためのアピールツールだとイメージするとよいでしょう。
また、ポートフォリオの提出が必須でない場合でも、自発的に持ち込んでアピールすることも可能です。
そのため、ポートフォリオ制作をサポートしてくれるスクールであれば、内定率がグッと上がることが期待できます。
企業の人事部目線・クライアント目線でアドバイスしてもらうことで、現場の肌感覚を掴んだり時代のニーズに合った戦略を取ることも可能でしょう。
ポートフォリオ制作があらかじめカリキュラムに組み込まれているのか、個別サポートの一環としてオプション扱いで設けられているのかもチェックしていくとよさそうです。
プログラミングスクールの選び方【講座受講形式】
最後に、講座受講形式ごとの選び方を紹介します。
質や料金はもちろん、無理することなく楽しみながら学ぶことが成功の秘訣です。
自分と相性のいい学習スタイルを探し、スクール選びをしていきましょう。
1.オンラインタイプか通学タイプか
オンラインで受講か、通学による対面受講か、講義スタイルをチェックします。
オンライン受講であれば、比較的時間や場所を限定することなく学べます。
実際に現役サラリーマン・主婦・学生が利用していることも多く、忙しい人でもスキマ時間を有効活用しながら学びやすいことがメリットです。
また、地方・海外在住で近隣に適切なプログラミングスクールがない人でも利用できます。
講師も全国各地に散らばっており、プログラミングスキルを最重視して採用されているため、質の高い講義が展開されやすくなるでしょう。
反対に、通学による対面受講であれば、勉強の時間とそれ以外の時間とを明確に分けてメリハリをつけやすくなります。
同じくキャンパスに通う受講生も全員プログラミングを学びに来ているため、刺激を受けながら学習モチベーションを高くキープできるでしょう。
また、雑談が生まれてコミュニティが形成されたり、分からないことがあったとき気軽に質問できる距離に講師がいたり、さまざまなメリットがあります。
どちらが合うかは相性次第なので、自分が理想とするスクールを選択していくのがよいでしょう。
2.マンツーマンレッスンかグループレッスンか
マンツーマンレッスンかグループレッスンかを選び、スクール選定する方法もあります。
初心者や既に挫折経験がある人の場合、マンツーマンレッスンがおすすめです。
分からないところを質問しやすく、勉強の進め方や学習モチベーションのキープ法などありとあらゆる項目についてアドバイスしてもらえます。
競争心が高い人や誰かと一緒に学ぶことがモチベーションにつながる人は、グループレッスンが向いています。
自分にはない新たな視点を発見できることもあり、学校のような楽しさがあるかもしれません。
受講形態はもちろん、少しずつ成功体験を積みながら「プログラミングって楽しい!」と思えるような工夫ができれば、長続きしやすくなります。
自分がどちらに合っているタイプか、見極めていきましょう。
3.紙のテキストがあるか
紙のテキストがあるか、全てオンライン教材として完結しているか、確認します。
メモしたり座学での知識習得に重きを置きたい場合、紙のテキストがあるプログラミングスクールの方がよいでしょう。
テキストと画面上どちらからも知識をインプットできるため、短期間で知識を取得しやすくなります。
反対に、出先でも学習したい人や紙と画面を行ったり来たりするのが苦手な人であれば、オンライン教材がおすすめです。
なかには教材を一切設けず、コードを書くところから講義をスタートさせるスクールもあるため要チェックです。
4.何曜日の何時に受講できるか
開講スケジュールをチェックし、何曜日の何時から受講できるか確認します。
自分の都合と合っていれば問題なく続けられますが、仕事やどうしても外せない定期的な用事と被っている場合、他の枠やスクールを考ざるを得ないでしょう。
オンラインかつ完全マンツーマンの受講であれば、講師と直接相談しながら次回日程を決められるケースもあります。
また、スクールによっては受講開始となるスタート日があらかじめ指定されていることがあるため、要注意です。
5.質問対応の時間・曜日・返信スピードが十分か
質問を受け付けている曜日・時間の枠が広いか、何日以内に返信してくれるかチェックします。
なるべく対応枠が広く、かつスピーディーな返信をしてくれるスクールであることが理想です。
特に、リアルタイムでの質問対応をしているスクールは他と比べて大きなアドバンテージを持っています。
気になったときにはいつでも質問ができ、かつ即座に疑問を解決できうスクールであれば、学習の手が止まることもありません。
「なかなか次に進めない」というストレスも解消しやすくなり、短期間のうちに効率的な学習ができるでしょう。
6.メンタルカウンセリングを手掛けているか
プログラミング技術の指導だけでなくメンタルカウンセリングも手掛けているスクールであれば、学習内容以外のことも相談しやすいです。
「自宅ではなかなか学習モチベーションが上がらないけれど、どうすると効果的か」
「キャリアに対する漠然とした不安があるが、どうすればポジティブに考えられるようになるか」
など、直接プログラミングと関係のないことでもどんどん質問してみましょう。
モチベーションや学習環境までトータルサポートしてもらうことで、効率よく学べる可能もあります。
7.受講生同士のコミュニティがあるか
受講生同士のコミュニティがある場合、IT業界に関する情報や就職・転職先企業の口コミなどを仕入れられます。
どんなポートフォリオを作っているか、履歴書・職務経歴書をどうまとめたかなど、ノウハウに関する情報交換もしやすくなるでしょう。
また、どれくらいのペースで学習しているか聞いたり、他愛もない雑談をして息抜きしたりすることも可能です。
オンライン受講の場合、受講生限定のコミュニティサイトやSNSによる交流が盛んなことが多いため、積極的に参加してみましょう。
通学受講の場合、その場にいる人と突発的なコミュニケーションができることも多く、身構えることなく発言できるのがメリットです。
8.オリジナルカリキュラムを作成してくれるか
プログラミングスクールのなかには、ひとりひとりにオリジナルカリキュラムを作成してくれるスクールがあります。
コンサルタントのように学習プランニングをおこなってくれるため、在職中で時間がない人や、土日にまとめて学習したい人は相談しておきましょう。
また、目指すゴールやレベルに応じて学習内容をアレンジしてもらえるため、体系的なカリキュラムに縛られなくて済むことが魅力です。
おすすめプログラミングスクール
ここではプログラミングスクール選びに迷う方のために、おすすめできるプログラミングスクールを紹介します。
nests Digital Creative Academy
項目 | |
名前 | nests Digital Creative Academy |
料金 | 10,780円/2回〜 (料金詳細を見る) |
目的 | 学習/スキルアップ・就職/転職・フリーランス |
授業 | オンライン(講義)・通学 |
公式HP | https://nests.jp/ |
「nests Digital Creative Academy」はWebデザイナーやXRデザイナー、ECクリエイターなど最先端の分野で活躍するデジタルクリエイティブ人材を養成するスクールです。
プログラミングを学ぶコースもあります。
- フロントエンドエンジニア総合コース
- フロントエンドエンジニアベーシックコース
- フロントエンドエンジニアスタンダードコース
>nests Digital Creative Academyの詳細を見る
プログラミング分野では、フロントエンジニアを養成するコースがあり、目的や現在のレベル感に合わせたコース選択が可能です。
すでに基本を身につけている方や一部の言語だけ学びたい方、ブラッシュアップしたい方など色々なニーズに応えます。
また就職・転職サポートが料金に含まれており、履歴書や職務経歴書の指導、面接指導、ポートフォリオ指導など、初めての転職活動に不安な方も安心です。
料金は140,800円~、受講期間も最短2カ月で学びやすい設定です。
個別相談会も実施しているため、興味のある方は相談してみてはいかがでしょうか。
【重要】無料カウンセリングの申込み手順をDMM WEBCAMPを例に紹介
ほぼすべてのプログラミングスクールは無料カウンセリングや無料説明会、体験会を実施しています。
無料カウンセリングは勧誘のためではなく、納得して受講してもらうことを目的として開催されており、契約前に説明を十分に果たす目的もあります。
そのため無料カウンセリングは受講を検討している読者の皆さんにとって、とても重要です。
できるだけ複数のスクールで無料カウンセリングを受けて、比較検討してスクールを選びましょう。
ここではおすすめプログラミングスクールの1つ、DMM WEBCAMPを例に無料カウンセリングの申込み手順を解説します。
手順1:DMM WEBCAMP公式サイトの「無料相談に申し込む」をタップ
手順2:希望日時をタップ
手順3:名前や連絡先など、必要事項を入力
手順4:利用規約と個人情報保護方針に同意して、「無料相談に申し込む」をタップ
プログラミングスクールの選び方まとめ
- 目的
- 予算
- 受講レベル
- 就職・転職支援
- 講座受講形式
おすすめプログラミングスクール厳選
スクール | |||||
名前 | DMM WEBCAMP | RUNTEQ | LINEヤフーテックアカデミー | キカガク | TECH CAMP |
授業 | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) | オンライン(自習) |
詳細 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
口コミや評判も重要ですが、最も大切なのは「自分が無理なく楽しく学べる環境であること」です。
目標に向かって少しずつ成長している実感があれば、挫折することなく続けられるでしょう。
今後受講を検討している方は、本記事を参考にプログラミングスクール選びを始めてみてはいかがでしょうか。