Webマーケティングは「年収が高そう」、「仕事ができそう」といったイメージのある、将来性の高い仕事の一つです。
しかし経験者の中にはWebマーケティングはやめとけ、後悔するという人もおり、サイトやSNSで実際に目にします。
では結局、Webマーケティングを仕事にするのはやめた方がいいのでしょうか?
ここでは、Webマーケティングが「やめとけ」と言われる理由を解説する一方で、Webマーケティングのやりがいや魅力、向いている人の特徴や後悔しないための対処法についても説明します。
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Webマーケティングが「やめとけ」と言われる理由
まずは、マーケティングが「やめとけ」「後悔する」と言われる理由から確認してみましょう。
過程よりも結果を重視される
Webマーケティングの仕事は過程よりも結果を重視されるため、「やめとけ」「後悔する」と言われがちです。
どんなに仕事に時間をかけて自分では「頑張った」と思っても、売上などの形で結果がついてこないと「仕事ができない」とみなされるのがWebマーケティングです。
そもそも、Webマーケティングの仕事は結果が出るのに時間がかかります。
例えば検索結果の表示順位を上位にあげようとする「SEO」はWebマーケターの主な仕事の一つですが、効果が表れるのに数ヶ月かかります。
また、広告の展開でみてもSNSでバズる、話題になるなどの結果が表れるのにはやはり時間がかかります。
このように、Webマーケティングは結果が出るのに時間がかかるにもかかわらず過程よりも結果を求められるため、簡単な仕事ではないのです。
残業が多い・忙しい
Webマーケターはクライアントの依頼に応じて仕事をするケースがありますが、クライアントによっては納期が厳しい場合があり、残業することが度々なので、「やめとけ」「後悔する」と言われがちです。
もちろん仕事を受ける前には納期を確認し、他の仕事とのバランスを見てこちらの希望を伝えることはできます。
しかし、他のWebマーケターに仕事を取られる可能性を考えるとすべてを希望通りにするのは難しい面があります。
すると結果が出るのに時間がかかるWebマーケティングは、必然的に作業が集中し残業が多くなってしまいます。
ひどい時には泊まり込みで仕事をしなければならないかもとなると、ワークライフバランスが崩れるので「やめたい」と思うかもしれません。
日々最新の情報やスキルを得るための努力が必要
Webマーケティングは日々最新の情報やスキルを得るための努力が必要なので、「やめとけ」「後悔する」と言われがちです。
例えば、消費者に商品の購入などを促す「ランディングページ」の作成やブラッシュアップは、ebマーケティングの仕事の一つですが、顧客の途中離脱を防ぎながら購入までうまく誘導できる構成にする必要があるので、「Webデザイン」のスキルが必須です。
しかしWebデザインはトレンドの移り変わりが激しいので、ユーザーに古いイメージを与えないためにも、常に最新のトレンドを把握するとともに新しいスキルが出ればその習得が必要です。
また、SNSは宣伝広告に効果的なツールですが、その分サービスごとの特徴や機能、利用状況などを最新の形で把握しておくことが大事です。
さらにSEOではGoogle検索で上位になることが最優先課題ですが、Googleの検索アルゴリズムは頻繁に変わるため、同社の発信するSEO関連の情報には常に目を配っておく必要があります。
このように、Webマーケティングは最新の情報やスキルを持つことがとても大事で、日ごろから情報収集やスキルアップに努めなければならないので、とても大変なのです。
年収が思ったよりも高くない
Webマーケターはとても華やかで高収入な印象のある職業ですが、平均年収が意外と高くないため、「やめとけ」「後悔する」と言われがちです。
例えば、求人・転職サイト「doda」によると、Webマーケティングの年収は511万円です。
日本全体の平均年収は443万円なので、Webマーケターの年収は「全体平均より70万円程度高い高収入な仕事」と言えますが、Webマーケティングの責任の重さや大変さを含めて考えると決して満足できる年収ではないという見方もできます。
ただ一方で、Webマーケティングはスキル次第で年収1,000万円越えを目指せる職業でもあります。
実際dodaのWebマーケティングに関する求人では、年収1,000万円を超える求人が調査時には800件以上も出ていました。
つまり、Webマーケターの年収は「個人のスキル次第で大きく異なる」のです。
Webマーケティングのやりがいと魅力
前述のような理由から「やめとけ」「後悔する」と言われがちなWebマーケティングですが、一方で高いやりがいや魅力もあります。
ここでは、Webマーケティングのやりがいや魅力を確認します。
「売上を左右する重要な仕事」でやりがいがある
Webマーケティングは、企業やクライアントの売上を左右する重要な仕事なのでやりがいがあるのが魅力の一つです。
例えば、データ分析の結果立てた仮説が当たって多額の売上をあげたとしたら、とても嬉しいでしょうし評価も高まるでしょう。
また、企業に大きな貢献をしたという事実は自信にもつながります。
他の職業では同じようなやりがいがなかなか得られないことから、Webマーケティングはとてもやりがいのある、魅力的な職業なのです。
「仮説が当たった時の充実感」も大きな魅力
Webマーケティングの魅力は、「仮説が当たった時の充実感」にもあります。
Webマーケティングは、集めたデータを分析することで仮説を立案し、仮説をもとに施策を決め、施策を行ってみることでその効果を検証します。
この中で仮説の立案はその人のセンスやスキルによるところが大きいので、もし閃いて立てた仮説が当たり、売上や契約数を飛躍的に伸ばせた場合には「仕事が面白い」と感じるでしょう。
このような仕事はやはりあまりないので、「仮説が当たった時の充実感」はWebマーケティングの魅力の一つなのです。
「高年収を目指せる」のも魅力
Webマーケティングは平均年収が511万円と決して高くはないですが、一方で努力次第では年収1,000万円越えを目指せるので、この点も魅力的です。
Webマーケターの年収は個人のスキルに大きく左右され、求められるスキルは主に次の通りです。
名称 | 必要なスキルの例 |
---|---|
Web系のスキル | ・SEO対策 ・Webサイトのブラッシュアップ(HTML・CSS・Javascript等) ・Webデザイン ・各種分析ツール |
マーケティングスキル | ・データ分析 ・仮説立案 ・検証 |
コミュニケーションスキル | ・クライアントとの折衝 ・経営層への提案 ・チーム内での連携 |
どれも一つ一つが大切で、深度も範囲も広いですが、その分すべて高いレベルで身に付けることができれば「代わりのいないユニークな人材」として高収入が見込めます。
自分を磨くことが年収に直結するので、Webマーケティングはとても魅力的なのです。
Webマーケティングに向いている人
Webマーケターになってから後悔しないよう、Webマーケティングに向いている人の特徴も押さえておきましょう。
論理的に考えるのが得意・好きな人
論理的に考えるのが得意・好きな人は、Webマーケティングに向いています。
そもそも論理的思考とは、「物事を結論と根拠に分け、論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法」のことです。
感覚や感情にとらわれず客観的なデータを根拠に思考を展開するので、仮説が立てやすく当たりやすくなったり、説明をした時に上司やクライアントからの理解を得やすくなったりします。
論理的思考は学ぶことで身に付けられるスキルですが好き嫌いが分かれるので、もともと論理的に物事を考えるのが好きといった方は、Webマーケティングに向いていると言えます。
変化を楽しむことができる人
変化を楽しむことができる人も、Webマーケティングに向いています。
Webマーケティングの仕事は、ルーティンワークよりも日々違う仕事をする方が多いからです。
例えばクライアントの依頼を受けて仕事をする場合、対象となる業界や競合、市場は都度変わるので、毎回全く同じやり方ではうまくいきません。
その時々に合わせてやり方を考え変えていく必要があります。
また、検索順位を上げようとするSEOではGoogleの検索アルゴリズムが頻繁に変わるため、常に新しい試みに挑戦する必要があります。
ルーティンワークを好む場合には「つらい」と感じるかもしれませんが、変化を好む人はきっと「Webマーケティングは楽しい」と思えるでしょう。
根気強い人
根気強い人も、Webマーケティングに向いています。
Webマーケティングの仕事は結果や成果が出るのに時間がかかるため、いろいろな場面で根気強さが必要だからです。
例えば、Webマーケティングで売上や契約数を伸ばそうとした場合、大量のデータを分析して傾向を把握し、立てた仮説をもとに展開する広告の仕方や内容を決め、実際に行ってみた後で初めて、これまでやったことの結果が見え始めます。
すると、取り掛かり始めてから結果が出るまでには少なくとも数ヶ月はかかり、それまでは良い結果が出ることを信じて仕事ができる根気強さが必要です。
また、Webマーケティングは地道な作業も多く、例えばデータ分析は大量の数字を相手に様々な手法で分析作業を行います。
そのためWebマーケティングには根気強さが必要で、すぐに投げ出さず続けられる人が向いているのです。
Webマーケティングで「後悔しない」対処法
最後に、Webマーケティングの仕事に就いた後で後悔しないための対処法を紹介します。
仕事の内容をあらかじめ知っておく
対処法の中で最も大事なのが、「Webマーケティングの仕事の内容をあらかじめ知っておくこと」です。
「なんか格好良さそう」「年収が高そう」といったようなイメージだけで仕事を選ぶのではなく、Webマーケティングはどのような仕事をするのかを具体的に掘り下げて詳細に知っておくことが重要です。
例えばデータ分析で見ると、市場に潜むリスクや可能性、商品やサービスの長所短所を把握するために行う「SWOT分析」や、顧客・競合他社・自社の3つの要素を客観的に分析する「3C分析」などを始めとして様々な手法を使って分析しますが、実際の作業は派手さはまったくなく地味で地道です。
また、クライアントとの話し合いでは、納期までに成果を出せずにいると厳しい指摘を受ける可能性もあります。
このようなことを知らずに後で気づくと後悔のもとになり、反対にあらかじめ知っておくときちんとした心構えができて後悔しなくなるので、仕事内容は詳細までしっかりと知っておくようにしましょう。
中長期的な将来像をイメージする
後悔しないための対処法の二つ目は、「Webマーケターとしての中長期的な将来像をイメージすること」です。
例えば、中長期的な将来像として次のようなものが考えられます。
- 5年後にフリーランスになる
- 3年でJavascriptやPHPを使いこなせるようになる
- 3年間でSEO対策のスペシャリストになる
このような長い目線でのイメージを持つと、多少の挫折や苦労でも心が折れずにWebマーケティングの仕事を続けることができます。
Webマーケターは高いスキルを身に付ければ高い年収を得られる、ある意味分かりやすい職業です。
高い目標をもって一歩一歩進んでいけば、後悔せずにWebマーケターとして花開く可能性は高くなるでしょう。
日々情報収集・スキルアップの癖をつける
Webマーケティングの仕事に就いてから後悔しないようにするためには、「日々情報収集やスキルアップを目指す癖をつける」ようにしましょう。
Webマーケティングの仕事はトレンドの移り変わりがとても激しいので「学び続けること」がとても大事です。
しかし、学び続けるのが苦痛だとすぐについていけなくなってWebマーケターになったことを後悔してしまいます。
そこで、「目についた関連しそうな情報は読むようにする」、「今よりも少しでもできることを増やす」という意識で、日々情報収集やスキルアップに努める癖をつけておくことが大事です。
例えば、Yahoo!ニュースでSEOに関する記事を見つけたから読んでみる、YouTubeでマーケティング手法を説明した動画を見つけたから視聴するといったようなことが、長期的にはとても生きてくるでしょう。
Webマーケティング「後悔」「やめとけ」まとめ
以上、Webマーケティングが「やめとけ」と言われる理由やWebマーケティングのやりがい・魅力、向いている人の特徴や後悔しないための対処法について解説しました。
Webマーケティングは「超実績重視の仕事」なので、達成できない時の風当たりの強さやタイトな納期からくるたくさんの残業などを経験すると、「やめたほうがいい」「後悔する」と言ってしまいがちです。
しかし一方で、貢献度の高さや仕事が狙い通りいった時の充実感などWebマーケティングでしか味わえないやりがいや魅力があるため、「Webマーケティングに向いている人の特徴」に当てはまるものがあるならば、目指してみるのもよいでしょう。
その際には、ここで紹介した「後悔しないための対処法」を実践することもおすすめします。
そうすれば近い将来、Webマーケターとして高収入を得られるようになっているかもしれませんよ。